今の日本国憲法って、日本人の共通財産だと思う。平和主義も国民主権も基本的人権の尊重も、そりゃ戦後戦勝国が作って日本に与えたものだったかもしれないけど、それをベースに今の社会制度や法体系を作ってきたのは、紛れもなくあたしたち日本人だ。
この憲法のおかげで、どっかの国みたいに国民生活に軍事力を優先させる政治でなかったからこそ、日本は高度成長を遂げ経済大国となった。改憲を主張する人たちは、自分たちはその恩恵をフルに享受していながら、改正してふつ~に戦争しちゃったりできる憲法にして次の世代に渡したいらしい。徴兵制を持っている国がすべて戦争してるわけじゃないと彼らは言う。が、戦争しないんなら放棄をうたう憲法持っててどこが不都合なんだと思うあたし。それで儲かる企業から献金もらえたりするのかしらねぇ。
しかも、憲法全部を書き換えるらしい。諸外国には憲法をかなり頻繁に改正している国もあるけど、それはある条文だけを改正するという形で行われる。つまり「この条文のここが現実的ではないので」と、焦点を当てた議論をして変えていくわけだ。が、どうやらそれをやると何を変えたいかわかってしまうからなのか、改憲論者たちは新しいのを作って、どさくさに紛れてこっそり変えたい条文があるらしい。姑息である。
いずれにせよ、「これはよかったよ」って次世代に渡してあげるべきものを、人生半分以上終わっちゃった人が改正しちゃうなんて、子子孫孫の享受できるべき恩恵のピンはねじゃないかと思うあたし。
似たようなことはほかにもある。自民党は再生可能エネルギーが不安定だと主張して、原発再稼働に前向きだ。再生可能エネルギーで国のエネルギー需要をほぼまかなっている国もあるうえ、その発電施設に日本のメーカーの製品が多く使われている事実は都合良く無視して。まるで福島第一の事故から何も学んでいないかのように。
確かに、ひょっとしたらあの地震に耐えられたのかもしれない。ただし、北欧のある研究機関の大気観測の結果は必ずしもそうではなさそうなデータを示しているけど。ただ事故後の混乱のビデオからも明らかなように、原子力発電所という極めて危険になりうる施設を稼働していた主体が、全く非常事態を想定していなかった。それどころか過去の記録をひも解けばもっと高い津波が来ることは明らかだったにもかかわらず、経済性を優先して防波堤を高くしなかった。そうしておきながら「仮に津波が防波堤を超えてきたこと」に備えもせず、愚かにも地下に非常電源施設を設置していた。そういう人たちに原発を任せて大丈夫なのか?という疑問にはなにもメスを入れず、必要だから安全なものから再稼働などという。なんですと?
これって、戦争は国を破壊するという痛烈な反省のもとあの憲法を受け入れて社会を再構築しようとした人々がいなくなったころ、その人々が構築した社会でぬくぬくとそだった二代目たちが、「だってアメリカと一緒に活動できると都合がいいじゃん」とその憲法を変えてしまおうとするのと、構造的に似ている。しかも、原発に関しては記憶のスパンがやたら短い(苦笑)。
若者よ、こののど元過ぎれば熱さを忘れる、人の痛みや苦労を自分のものとして感じることができない、棺桶に片足突っ込んだおっさんたちにこの国を任せておいて大丈夫か?もうちょっと真面目に政治と向き合ったほうが、自分のためだと思わんかえ?もしも君たちがいかないなら、このマロが代わりに投票に行ってあげようか?と、最近とみにヒト化して主人の布団でぬくぬくしているマロが申しておりますえ。
この憲法のおかげで、どっかの国みたいに国民生活に軍事力を優先させる政治でなかったからこそ、日本は高度成長を遂げ経済大国となった。改憲を主張する人たちは、自分たちはその恩恵をフルに享受していながら、改正してふつ~に戦争しちゃったりできる憲法にして次の世代に渡したいらしい。徴兵制を持っている国がすべて戦争してるわけじゃないと彼らは言う。が、戦争しないんなら放棄をうたう憲法持っててどこが不都合なんだと思うあたし。それで儲かる企業から献金もらえたりするのかしらねぇ。
しかも、憲法全部を書き換えるらしい。諸外国には憲法をかなり頻繁に改正している国もあるけど、それはある条文だけを改正するという形で行われる。つまり「この条文のここが現実的ではないので」と、焦点を当てた議論をして変えていくわけだ。が、どうやらそれをやると何を変えたいかわかってしまうからなのか、改憲論者たちは新しいのを作って、どさくさに紛れてこっそり変えたい条文があるらしい。姑息である。
いずれにせよ、「これはよかったよ」って次世代に渡してあげるべきものを、人生半分以上終わっちゃった人が改正しちゃうなんて、子子孫孫の享受できるべき恩恵のピンはねじゃないかと思うあたし。
似たようなことはほかにもある。自民党は再生可能エネルギーが不安定だと主張して、原発再稼働に前向きだ。再生可能エネルギーで国のエネルギー需要をほぼまかなっている国もあるうえ、その発電施設に日本のメーカーの製品が多く使われている事実は都合良く無視して。まるで福島第一の事故から何も学んでいないかのように。
確かに、ひょっとしたらあの地震に耐えられたのかもしれない。ただし、北欧のある研究機関の大気観測の結果は必ずしもそうではなさそうなデータを示しているけど。ただ事故後の混乱のビデオからも明らかなように、原子力発電所という極めて危険になりうる施設を稼働していた主体が、全く非常事態を想定していなかった。それどころか過去の記録をひも解けばもっと高い津波が来ることは明らかだったにもかかわらず、経済性を優先して防波堤を高くしなかった。そうしておきながら「仮に津波が防波堤を超えてきたこと」に備えもせず、愚かにも地下に非常電源施設を設置していた。そういう人たちに原発を任せて大丈夫なのか?という疑問にはなにもメスを入れず、必要だから安全なものから再稼働などという。なんですと?
これって、戦争は国を破壊するという痛烈な反省のもとあの憲法を受け入れて社会を再構築しようとした人々がいなくなったころ、その人々が構築した社会でぬくぬくとそだった二代目たちが、「だってアメリカと一緒に活動できると都合がいいじゃん」とその憲法を変えてしまおうとするのと、構造的に似ている。しかも、原発に関しては記憶のスパンがやたら短い(苦笑)。
若者よ、こののど元過ぎれば熱さを忘れる、人の痛みや苦労を自分のものとして感じることができない、棺桶に片足突っ込んだおっさんたちにこの国を任せておいて大丈夫か?もうちょっと真面目に政治と向き合ったほうが、自分のためだと思わんかえ?もしも君たちがいかないなら、このマロが代わりに投票に行ってあげようか?と、最近とみにヒト化して主人の布団でぬくぬくしているマロが申しておりますえ。
「強いリーダーシップ」などというけど
違憲状態の選挙で、国民の半分しか投票に行かず、
得票率は極めて低い選挙で選ばれた政治家が
国民がリーダーとして望んだ人だったのか、
あるいは強いリーダーシップを発揮する資格があるんでしょうかね。
選挙直後は、勝ったのは民主党への反対票だったとか
小選挙区制のおかげだとか殊勝なことを言っていたのに
それををすっかり忘れて、だんだん増長する首相を見ていると、恐ろしくなります。
近隣諸国やアメリカまでもが懸念を表明するのは、わかる気がします。
子も孫もいない私でさえ、憲法改悪に反対なのに、首相や幹事長にはおそらく男子がおられると思うのですが。
いやになりますが、私は今どきの、19・はたちもつれの若者の考えも読めないのです。