出バリ記？

風向きで火山灰の影響が出るかもしれず、昨日の午後は実際に国際線ではフライトのキャンセルが出始めた。そのため、本会議終了と共に荷物をまとめて空港に向かうと決定。デンパサール成田の深夜の直行便を待っているとどうなるかわからない状況になってきた。風向きのせいでとりあえずオーストラリアやニュージーランド方面へは全滅。

直行便をオプション１とすると、それと並行して予約してあったオプション２、つまりデンパサールからジャカルタに国内線で移動し、火山灰の影響の出ていないジャカルタ発の国際線を乗り継ぐルートで帰ろうという算段。

難関はダイヤが乱れ気味のデンパサール空港からの国内線が、あまり遅延せず出発できるかってところ。なので予定していたジャカルタ行きを一時間早い便に変更し、ジャカルタで国際線に乗り継ぐのに最低限必要な時間を切らないよう、会議後のカクテルパーティをスキップした。

案の定、国内線は30分近く遅れてジャカルタに向けて出発。ハラハラしたけど国内線ターミナルから国際線ターミナルに早足で移動し、出国を終えて「ここまで来れば安心」となったときには一同安堵。

同行スタッフが常時デンパサール空港の発着情報を確認し、安全策をとり、その安全策を状況に合わせて更に変更し対応したお陰で、スムーズに移動することができた。更には成田じゃなくて羽田に帰ってこれた。おかげで朝6時半に着陸して7時15分には家について、猫さま達のお出迎えを受けた。不幸中の幸い、かな～

写真はチェックアウト直前にロビーから撮影した敷地内の様子と海。火山灰の影響か快晴とはいかなかった。でも、空港に向かう途中の夕日はこんなに綺麗だった。同乗者と「なんだかお日様が大きく感じるのはなぜだろう」などという話をした。

そして忘れてはならないのがたわ子

豪華な部屋、豪華なバスルームで頑張っておられました

おまけ

メッカの方向を示す矢印とコーランが鏡台の引き出しに入っていた。隣の引き出しにはバイブルが入っていて、ここだけは平和だな～と、パリのコンサート会場でのテロ事件のニュースを聞いて改めて感じた。バリもテロとは無縁ではなく何年か前にディスコが爆破されたりしている。今回の会議の会場となったリッツ・カールトンホテルもゲートのところで車にのったまま車体の下をチェックされたり、トランクを開けられたりしたし、建物に入る前には金属探知機でセキュリティーチェックにあった。外から打ち込まれたらアウトなんだけどな～なんてのんきなことを考えてたあたし、帰ってきてパリの事件をみて肝を冷やした。

次の週末は短い国内出張が入っているし、12月には米国出張がある。イスラム国の顔だったジハーデイー・ジョンが英米の共同作戦で殺害されたらしいので、これまたセキュリティが厳しくなるだろうな、しかもクリスマスが近いし嫌だな、とちらと思った。頼むからみんな仲良くしようよ～