ワクチン不要論がある。
根拠は、世界に先んじてワクチン接種をおこなってきたイスラエルのデータ。医療従事者を対象にしたデータで、オミクロン株に対する中和抗体価が4回目の接種で上がらないという結果が出た、よって感染予防効果は低い、というもの。大阪大学免疫学フロンティア研究センター招へい教授の宮坂昌之教授は、世界各地で発表されたワクチン接種の効果に関するデータをメタ解析した結果をNature Medicineに投稿しておられる。
それによると、ワクチン接種回数と中和抗体価の関係については、オミクロン株であっても3回目以降免疫が反応していることがわかっている。4回目接種の後も同様のレベルの中和抗体価が得られ、なおかつ、その状態が3回目接種の後よりも長期間持続する可能性がある、とのこと。また、日本国内のデータだけでも、ワクチンの追加接種率と感染者数の間には関係があり、追加接種率の高い都道府県に比べて、低率の都道府県に人口当たりの感染者数が多い傾向が見られた。つまり、追加接種は、重症化を防ぐのみならず、感染予防効果も有すると認められるという
ただしここでポイントとなるのは、前回の接種の後、ある程度の期間を空けて接種することだという。
ワクチン2回接種で抗体ができるけど、その抗体価は時間と共に減っていく、が、中和する能力(neutralization potency)は逆に高まる。抗体とともにメモリーB細胞という免疫細胞が作られ、この細胞が成熟すると変異株に対する中和抗体を作り出せるようになるからだという。追加接種を3回・4回と重ねるたびに、メモリーB細胞が刺激されて、新たに中和抗体を作り始める。3回目接種においては、2回目接種の10倍以上の量の中和抗体ができちゃうんだと。
このメモリーB細胞が充分成熟してから、前回の接種で上昇した抗体価が充分下がってから、次のワクチン接種を行うことが鍵。でないとせっかくワクチン接種しても、大量に抗体が作られる状態には持っていけない、ということらしい。麻疹やおたふく風邪は、ワクチン接種で生成されたメモリーB細胞が20-30年の間体内で中和抗体を作り続けて、一度かかるとウィルスを1つ残らず殺してくれ、2度とかからなくしてくれる。こういう免疫を「殺菌免疫」というらしい。ただ、コロナウィルスに対しては、そういう強力かつ長生きなメモリーB細胞が生成されない。そのために、あたしのかかりつけ医曰く「今後は半年に1回くらいの接種サイクルで行くことになる」というロジックなんだって。
ワクチン後遺症を問題視する医者がいることは確かで、接種はゼロリスクではなく、接種により帯状疱疹が増えるとのデータは存在する。それもあってか、やたら帯状疱疹ワクチンのCMが増えた気がする。かかりつけ医も、まずはコロナワクチン、その間を縫って帯状疱疹ワクチン、を接種するようにアドバイスしてくれた。そっちに関しては弱毒化ワクチンにするかmRNAワクチンにするかの判断だけ、の状態。文京区の補助は65歳以降じゃないと出ないので、それまで待ってらんないし。
とにかく、コロナワクチン接種に関してはいろんな説があり、それぞれに説得力はあるのだけど、我が家は現役で不特定多数の人と接する機会が多い。一方でマスクに関しては、公共交通機関内や商業施設内で顎マスクにしている人、その状態で喋ってる人、を比較的頻繁に見かけるようになった。局地的には、以前より感染リスクが高くなっている場所もあると考えざるを得ない状態。なので、我が家は感染予防と重症化予防、両方の恩恵で自らも周囲も守るべく、7月に入ったら4回目の接種を受けることにした。その先はきっと12月なんだろうね。その間に帯状疱疹ワクチンと、そのうちインフルエンザワクチンも接種かぁ。。
やりすぎ感、否めませんが、今年いっぱいはこれで行くしかないかも。
コロナ 感染者数が 減少しているのに ワクチン必要かなって思う私ですが
ウムウム
実は Dr. 宮坂のファンです
(ワクチンも、出来るなら彼に打ってもらいたかった)
大阪の番組の説明が 分かり易い
彼の言うことなら ありだなぁって
双子の弟さんも 教授だそうです
帯状疱疹のワクチンについて 妹が 相談した かかりつけ医は 未だ良いワクチンが 無いとのことで 抗体の有無を調べてくれたそうです
一応 抗体があるってことでした
わたしも こちらは 考えています
祖母が 罹りましたから
だとしたら私は7月か8月です。
その頃の感染状況も勘案して打つかどうか決めることにします。
帯状疱疹ワクチンは私も考えているのですが実費になり数万円かかりそう。
8千円くらいのもあるとか。
これまた考えてしまいます。
ワクチンは万能ではないし、リスクフリーでもないので、
周囲の状況(感染状況やマスク着用の状況など)を見つつ、自分で判断するしかないですよね。
その時に、不都合な事実もちゃんと教えてくださる情報源は大事です。
弱毒化帯状疱疹ワクチンは、要するに水疱瘡ワクチンです。
帯状疱疹にも効果があると効能追加されたもので5年くらいしか効かない見たい。
メッセンジャーRNAで作ったシングリックスというワクチンは9年以上効果が残るとされていますが
2回接種が必要で1回2万円(2回なので4万円)くらいします。
補助が出るのは大抵の場合乾燥弱毒化ワクチンで、自費4,000円くらい。
自費で接種する段階では弱毒化ワクチンにして、
今から5年後くらいにその効果がなくなった頃にmRNAワクチンで打ち直そうかなぁ?とか
色々考え中。
あたしたちは7月末に予約しているので、そのまた先は12月末
タイミングとしてはなんとなくいい感じ?
帯状疱疹ワクチンは自費(名古屋市などは弱毒化ワクチンもmRNAワクチンも半額補助が出るらしい)なので
接種させたい医師の誘導も皆無ではなく、これもまた情報を集めて判断することが必要です。
日本では任意接種担っていますが、ヨーロッパでは帯状疱疹ワクチンは接種が強く推奨されています。
ここでもサイエンスが理解できない政治の国民軽視の介入があるのでは?と疑っています。
結局、コストがかかったとしても、ワクチン接種により治療を回避できた、
介護者の労力をセーブできた、という予防的な効果が評価されないんだなぁって感じ。
コストも削減され患者の苦しみも軽減されるのになぁ。
というわけで、我が家はかかりつけ医にお伺いを立てまする。
みどりさんもご自身にとってベストな選択をなさいますように〜