昨日まで名古屋で一緒に仕事をしていた同業者のMさんは、京都生まれの京都育ち、結婚後も関西在住という、バリバリの関西人。仕事中も関西弁、休憩中の雑談のノリも関西で、kebaは笑い転げ、笑いすぎて涙が出てコンタクトレンズが曇って困った。
昼休みに、どうしてこう法律関係の文書は回りくどいのか、一行で表現できるようなことに何ページもつかって~って話になった。免責の文書なんて何ページあっても「うちは責任負いませんぜ」ってことしか書いてないでしょ~?とか。そんな風にいわれたら身も蓋もないけど(笑)。話は異様に盛り上がり、「回りくどくあ~だこ~だ言わず物事の本質を突くことに、いかに関西人が長けているか」を私に納得させようと、Mさんがいくつか例を挙げていたときのこと。挙げられた例全てで爆笑した。そのうちの一つは↓みたいなものだった。
あるとき、Mさんは数人の同僚(全部女性)と話をしていた。そのうちの一人のAさんは、ご主人が10年くらい司法試験に落ち続けて定職がなく、Aさんが生計を支えていた。Aさんのご主人は司法試験を目指すくらいだから、とっても理屈っぽく、夫婦喧嘩もホワイトボードで論点を整理するくらいの筋金入り。Aさんが仕事に出かける直前の夫婦喧嘩については、帰宅してからそれが再開するという念の入れようで「キミの論点はかくかくで、その長所と短所はこれこれ、ボクの反論はしかじかで、その長所短所はこれこれ。で・・・・」と始まるんだと。
集まって雑談したその日、Aさんは「もう、え~わ。離婚してやるぅ~!」モードでご主人の様子をみんなに紹介していた。一通りAさんの話を聞いたもう一人の同僚Bさんが「いま離婚したら、あんた、それは、まるぞんですがな」と言って思いとどまらせたんだそう。
Mさんが関西弁でそういう話をするので、あたしは大笑いしてしまったのだけど、「まるぞん、まさにそういうことですやろ」って言われて、直感的にすごく納得してしまった自分にまた大笑い。
打算で結婚するような人だったら、そもそも司法試験に受かってもいない人とは結婚するわけない。仮に結婚しても自分が家計を支えるはずない。Aさん夫婦に愛情が存在するからこそ喧嘩にもなり、喧嘩を解決しようとするからこそご主人はホワイトボードを持ち出す(って、うち、ホワイトボードないけど)。それを一時の衝動で別れてしまったら、絶対に後悔しますよ。そのうち試験に受かって弁護士になったら忙しくなって、ホワイトボーに論点をまとめる熱い喧嘩してた頃が懐かしくなりますよ。
っていうのが東京的会話かも。それをぜんぶひっくるめて、たったひとこと「まるぞん」って凄すぎ。しかも、糟糠の妻として貢いで弁護士にしたところを他の女性に持っていかれるのはいやでっしゃろ?っていう意地をくすぐるという味付けまで入っていて、「凄すぎ」を越えて「恐ろしい」としか言いようがない(笑)。
業務自体は今日まであるけど、先に別件が入っていたのであたしは昨日まで。こんなおもしろい話の宝庫のMさんと最後までご一緒できなかったのは、本当に残念。昨晩帰宅してから「あと一日、おきばりやす」ってメールしたら「きばりまっせ」って返ってきて、爆笑した。いいな~、このノリ。元気出ちゃう。
ケバさんが「kebaが、なんやらゆ~てはりますわ」ってマロに耳打ちしている(?)
昼休みに、どうしてこう法律関係の文書は回りくどいのか、一行で表現できるようなことに何ページもつかって~って話になった。免責の文書なんて何ページあっても「うちは責任負いませんぜ」ってことしか書いてないでしょ~?とか。そんな風にいわれたら身も蓋もないけど(笑)。話は異様に盛り上がり、「回りくどくあ~だこ~だ言わず物事の本質を突くことに、いかに関西人が長けているか」を私に納得させようと、Mさんがいくつか例を挙げていたときのこと。挙げられた例全てで爆笑した。そのうちの一つは↓みたいなものだった。
あるとき、Mさんは数人の同僚(全部女性)と話をしていた。そのうちの一人のAさんは、ご主人が10年くらい司法試験に落ち続けて定職がなく、Aさんが生計を支えていた。Aさんのご主人は司法試験を目指すくらいだから、とっても理屈っぽく、夫婦喧嘩もホワイトボードで論点を整理するくらいの筋金入り。Aさんが仕事に出かける直前の夫婦喧嘩については、帰宅してからそれが再開するという念の入れようで「キミの論点はかくかくで、その長所と短所はこれこれ、ボクの反論はしかじかで、その長所短所はこれこれ。で・・・・」と始まるんだと。
集まって雑談したその日、Aさんは「もう、え~わ。離婚してやるぅ~!」モードでご主人の様子をみんなに紹介していた。一通りAさんの話を聞いたもう一人の同僚Bさんが「いま離婚したら、あんた、それは、まるぞんですがな」と言って思いとどまらせたんだそう。
Mさんが関西弁でそういう話をするので、あたしは大笑いしてしまったのだけど、「まるぞん、まさにそういうことですやろ」って言われて、直感的にすごく納得してしまった自分にまた大笑い。
打算で結婚するような人だったら、そもそも司法試験に受かってもいない人とは結婚するわけない。仮に結婚しても自分が家計を支えるはずない。Aさん夫婦に愛情が存在するからこそ喧嘩にもなり、喧嘩を解決しようとするからこそご主人はホワイトボードを持ち出す(って、うち、ホワイトボードないけど)。それを一時の衝動で別れてしまったら、絶対に後悔しますよ。そのうち試験に受かって弁護士になったら忙しくなって、ホワイトボーに論点をまとめる熱い喧嘩してた頃が懐かしくなりますよ。
っていうのが東京的会話かも。それをぜんぶひっくるめて、たったひとこと「まるぞん」って凄すぎ。しかも、糟糠の妻として貢いで弁護士にしたところを他の女性に持っていかれるのはいやでっしゃろ?っていう意地をくすぐるという味付けまで入っていて、「凄すぎ」を越えて「恐ろしい」としか言いようがない(笑)。
業務自体は今日まであるけど、先に別件が入っていたのであたしは昨日まで。こんなおもしろい話の宝庫のMさんと最後までご一緒できなかったのは、本当に残念。昨晩帰宅してから「あと一日、おきばりやす」ってメールしたら「きばりまっせ」って返ってきて、爆笑した。いいな~、このノリ。元気出ちゃう。
ケバさんが「kebaが、なんやらゆ~てはりますわ」ってマロに耳打ちしている(?)
私も若い頃には会話中に必死でギャグを考えてましたよ。
今はギャグの宝庫がオヤジギャグの倉庫になってしまいましたが・・・
>笑いすぎて涙が出てコンタクトレンズが曇って困った。
どれだけ面白かったのかよ~~くわかりました
明日はねこさんたちをのんびりしてくださいね~~。
そうそう、そう感じますね。
何と面白い会話だこと!!
涙流して爆笑しやがて凄すぎと感動し・・・それはそれは楽しい時間だったことでしょう。
それにしてもその場面を再現して私たちにまで面白さを伝えるkebaさんの表現力に凄さを感じますよ~
>「kebaが、なんやらゆ~てはりますわ」
あら、ケバさんまで関西弁になりはってる~!!
そうそう、喋ってておもしろくない人って、相手にされない雰囲気ありますもんね。
会話中に必死でギャグを考えてるって、
会話がおろそかになったりしなかったんでしょうかね(笑)?
オヤジギャグも「ギャグ」の芸風の一つですから、宝庫があるのは凄いですよ~
ガンバのホームゲームのテレビ中継のときに
「勝て勝て勝て勝て、ホームやど」
っていう横断幕が出ていて、驚いたことがありましたが、
簡潔・直接的、かつ、どこかに逃げ場がある、凄い人たちだと思い出しても感心します。
おそるべし、関西人です
挙げられた例は、どっちかというとブラックジョークでした。
お年を召されたお母様を有料老人ホームに入れたことを話した同僚との会話の例では
「そりゃ自分を生んで育ててくれたことは感謝してますけど、今となっては負債やろ」
っていうような会話とか。
一瞬ぎょっとしますけど、お世話をしたいけど共倒れにならないように、別の場所に住んでもらって自分は自分の生活を確保する必要がある。そうすれば少なくとも金銭的に恩に報いるというか「返済」することができて、そのほうがましであろう状態を、考え抜いて、自分として納得するために思いつかれたジョークだと思いました。
知恵、ですよね。