昼間携帯から送りこんだ通り、まあほぼ原稿が出来上がってたのにうかつに寝転んじゃったせいで更新できず、一日に二回も三回も着ていただいてる方々には申し訳なかったりしてまして、ええすいません。しかも何の怪しくもない普通の駅弁ですし。ああ。てなわけで、明日からの北海道前最後の更新となってしまいますがよろしくです。
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わざわざあわら温泉の近くまで行っておきながら、客先滞在時間50分とかであっさりな帰り道。木造の駅で悶々と暇つぶししていたところは昨日のモブ通りです。暇つぶしでなにやってたかってーと、、、、駅に集まるヤンキー集団を横目で見て楽しんでました。いやー若いっていいなぁというか、まあ駅がヤンキーの溜まり場なのはうちの地元も同じだなーとか、見知らぬ?年寄りとのストーブに一緒にあたりながら通じてんのかわからない会話に聞き耳を立ててると一時間なんてあっという間でした。
福井駅で大阪行きのサンダーバードに乗り換え、、、、の時間がなんと5分しかないんでやんの。おい、駅弁だけが楽しみなわたしの喜びを奪うんかとばかりにホーム内のお店に飛び込む私。怒涛のサーチで探しますよカニカニカニ、、、。とりあえず、置いてあった駅弁とお茶を買って、すかさず自由席の列へと滑り込み着席を果たします。ああよかった。隣のおっさんにかまわずガサガサとビニールから駅弁を取り出します。なにやってんだか。
(左上)こんな感じで、なんかあんぱんの親玉みたいな感じに見えますが、駅弁。
(右上)袋の中にはプラスティックの弁当箱が。うちのママンはたぶん持ち帰って再利用するだろうな。
(左下)箸。袋より「エコロスティックのびるくん」という名前と判明。"コ"を抜くと無限に想像が広がりそう。
(右下)一緒に買ったそば茶。330mlで確か150円とか。若干高いか。かなり強烈なそば臭。
というわけで、ご開帳いたしますよ。
なんということでしょう!(ビフォーアフター調にお願いします)。すごい蟹の焼いた香ばしいスメルが辺り一面に広がります。周りの人迷惑だろうな、とか考える余地なく写真を撮りにいきますが、、、特急電車なんで、写真がぶれるぶれる。結局20枚近くとってもこれでした。むう。つーか、となりのおじさま、カニ臭ただよわせてかつパシャパシャすいませんでした。もう会うことないと思いますが。
まず、カニ脚が四本。びっくりするほど身が簡単にはがれます。それとメシを一緒くたにかきこみます。。味は、、、おやいやなんだ、とんでもないぜこれは。駅弁ってーとかしわめしこそ最強と信じてた私の自我がいとも簡単に崩れ去るとは。いやまて、落ち着こう。
カニの身:塩っ気とカニの風味がなんともいい波長。食べやすいし。
ご飯の味:あとで詳細書きますが、うっすらカニ風味。かしわのときもそうですが、うっすら風味に弱いです。
飯の固さ:冷たく固めなんで、じっくりと味わえる様相。これこそ駅弁。
という感じで、もう注意は駅弁一色。ふと外を見るとすでに夕暮れで、電柱についた外灯が雪一面の夕闇を照らすといういささかロマンチックな風景もスキップでした。おいしかったですよ、カニ。ああ、そうそう私グルメでもなんでもないんで適当なことばっかり書いていましたが、包み紙の裏紙とかに色々と書いてありましたんでご覧になってみてください。
会社に戻ってみて毎月金沢に出張に行っている人にまあカニ飯くったと報告したんですが、どうも鱒寿司やらソースカツ丼やらなんか福井方面には色々とナイスな駅弁があった様子。ひとり駅弁フェアやりゃあよかったな、などとプチ後悔してしまいました。
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No.35 越前香ばしい焼き蟹めし (駅弁:福井駅)
【味の良さ】 ★★★★☆ 絶品。ぜひ一度お召し上がりを。
【コストパフォーマンス】★☆ おいしいんですが、やっぱ量少なめ。1250円とかするし。
【怪食度】★ 正統派の駅弁、といっていいのでは。
【箸に少し言いたいことがある度】 ☆ みなさまのご想像にお任せします。。