えーと、金曜土曜と札幌に行ってまいりました。いちおう金曜が仕事ということでしたが、終わってからどうあがいても飛行機に乗れない時間だったので、断腸の思いにて宿泊して土曜日は会社の同期で札幌で雪かきしている友人と旧交を温めた、という次第でございました。ええ、金曜どうしても泊まらないといけないシチュエーションに対し、会社の中では大ブーイングだったらしいですが、気にせずお仕事ですよ。実働時間は口が裂けてもいえませんが、、、。
えーと、かなり時給単価の高いお仕事をつつがなく終了した後は、さっそく打ち上げの飲食会が開催されます。ほんとはかなり危ない橋を渡りまくっているんですが、そんな経緯もあってまあ反動でしょうか、飲み食いフィーバーに突入です。
場所は、札幌市街の「白浜」という居酒屋です。厚岸(あっけし:釧路の方面の港町、牡蠣が有名)料理を出すところとかで、かつて社員旅行で札幌に行ったとき必ず宴会を開いていた場所ということで、個人的にはまあはずれのない店。メニューには値段がついていない多少デンジャーな気配も醸し出しています。まあコース料理とかから逆算してみたら、食うだけ食ってもまあ大阪での「ちょい贅沢」くらいの予算で鼻血でまくりな海産物が狂喜乱舞しているんでかまいませんがな。
さっそく、刺身盛り合わせで乾杯してしまいます。
三人前ですが、えーと、、、刺身盛り合わせなのにどこにもお魚がいません。これが北海クォリティなんでしょうか。乗っているのは、ウニ・ボタン海老・ホッキ貝・つぶ貝・貝柱・そして一番手前の不思議な物体、です。同席者の一人は元ふぐ職人という魚のプロ、ですがその方もわからんというレベルの高い品。店員の方に聞くと、、、「蛸の頭」の刺身だとか。たしかにタコあしの刺身とかの風味がかすかに感じますが、、、歯ごたえとやわらかさが両立した新しい味。ちなみに、大阪ではこの部分は刺身にしないんだとか。だからプロでもわからないのか、というか牛の肉なら果てしなく食う大阪でも食べない部位なぞあったのかとかるく感心。。。
とかいうことも考える余裕もなかったのがまた事実でして、、、
みなさまごめんなさい。脳内に電撃がほど走りましたよボタン海老。おっさんの親指より大きいえびちゃんです。そういや、会社で、「私ってエビちゃんに似てるってこないだコンパでいわれたのー」などと寝言を申し上げられてた女性の方がいらっしゃったので、「そのエビちゃんって海老名みどりだろ」といって無駄に戦闘意欲をかきたてさせてしまいましたよこないだ。口は災いの元、ですな。相変わらず変なこといっていますが、えーと、味のほうですが、スピードワゴン張りに「あっまーーーい」と叫びたいくらいの身の甘さと身の締まり。いいんでしょうか、こんなことしてと意味もなく謝りたい気分になってしまいます。ひそかに好きなホッキや絶妙の堅さのつぶ、、、なんて貝類だ。
海童とかいう焼酎が水のように胃に流れ込みます。あっという間に大皿が撤去されてしまってやってきたのは、、、
厚岸名産の生牡蠣、でございます。いつも長崎で食ってる養殖もんとは違う味の濃さ。ええ、飲み物でした。
なんか色んなもん出てきましたが、撮ってたのは雄のシシャモとカニ雑炊だけでした。多分飲んだくれてたんでしょう。卵持ってないシシャモなんて食ったのいつ以来でしょうか。たぶん前回も札幌だったような気もしますが。カニさんは、、、こんなもん食うから太るんだまったく。あと、たしかホッケも焼いてた気もしていますがまあいいでしょう。たしかおいしかったはず、うん。
とまあ大満足な晩餐、でした。これがあるから札幌はやめられません。私も食卓に〆てないサバの刺身が時たま出てくるような地域に育ちましたが、寒流と暖流の違いでやっぱ魚の種類も違って非常にいい感じです。いつも肉ばっか食ってる印象があるかもしれませんが、ほんとは魚くいなんですよ私。ただ、長崎のと比べてしまうんで、どうしても大阪で魚食べる気が起こらないだけです。
で、じつはこのあと第二段が、、、こんなのまだ前菜ざますよ。