先の三連休は、真ん中の日曜日に福岡で結婚式があったため、初日に長崎の実家に帰って翌日朝から特急で博多駅へ向かうスケジュール。実家一晩だけのステイなんで、一瞬慌しくもあるものの、会いたい人にもちゃんと会えたり10kmほど走れたりとそれなりに充実のひととき、でございました。
結婚式の二次会が終わったのが夜八時半。運良くか運悪くか、二次会ではあんまり口に物を運ぶことがなかったんで、この後なにを食べに行くか一瞬紛糾。食肉同好会のkeihさんは当然もつ鍋でございますが、東京から来られている方はやはりラーメン。東京に支店がある一蘭とか一風堂とかを勧めてみましたが、、、かるく一蹴されちまいまして、だるまというラーメン屋を目指されたとか。
keihさんはもとからもつ鍋屋は大好きで、大阪に住んでたときには飛行機便の少なさから必ず福岡経由で帰っていろんな店を巡ってたのに、横浜に移ってからはその機会も激減しそうなだけに、今回はなにが何でも鍋を食ってしまいたいところ。
向かった先は、福岡は天神にある楽天地。この日結婚した会社の同期の人にいろんなもつ鍋屋に連れて行ってもらいましたが、個人的には一番ストライクゾーンど真ん中なお店。
5階はあるような店の二階のカウンターに前座ると、目の前でもつ鍋を仕込んでいるというベストポジション。彼方に見える青いやつは当然手づかみで鍋に盛られていきます。隣の人に気兼ねしてきれいに取れませんでしたが、メニューもやまり漢とかいて男と読むような、うちはもつ鍋以外出しませんよ状態。オトコだね、、、と思いきや、女性二人組でご来店なんて非常に普通、というか10時回っても女性客比率は下がりそうにない感じ。ニンニクスメルばりばりなのに。不思議だ。
盛られましたよ。
煮えてきましたよ。ついさっきなんか食ったのによだれが止まらなくなってきた。で、このへんで赤い殺意をスプーンふた匙ほど投入して一緒に煮込むことに。自分好みにはいささか量的に少なめですが、同行者がいる以上無茶はしつれいだしさ。
カメラに慣れていないのと湯気とかでうまく撮れてませんが、皿に盛ってからその上に赤い誘惑を振りかける展開。味のほうは、、、美しいというか神々しいね。モツはまあいろんな部位が入っていますが、ニンニクと臓物としょう油系だしの味がキャベツとニラに乗り移って野菜がとてつもなくうまい。
鍋からの熱気に加え、赤い特製ふりかけのせいでの辛さと熱さがあいまって、汗が流れて仕方ないところではありますが、そこで一気にビールを流し込んで体を冷やす、鍋→ビール鍋→ビールの永久機関。これこそがエクスタシーだね。
モツ鍋があっさり昇天された後は、ちゃんぽん麺を入れていきましょう。モツ鍋はこれで〆ないと罰が当たってしまいます。定説だからしょうがないね。うん。
火が通ってきましたよ。やはり赤いスーパースターはマストでインでございますね。麺に出汁を吸わせたところでお皿に盛っていきましょう。
ああこっちはうまく撮れ、、、てないや。スープを吸わせたちゃんぽん麺は最高の味わい、ですね。もう麺つるつるが止まりません。しかもどんどん食べていったところで、、、残ったモツが口の中へ。この口ざわりは、、、マルチョウだ。センマイとかメインだったんですが、マルチョウも入っているとは。恐るべしだね。
ということで大満足。きてよかった。うん。胃袋一杯だけど。
このあとお腹をさすりながら大満足でホテルに戻るわけですが、駅で地下鉄を待つ間どうももつ鍋くさいスメルがホームのあたり一面に充満。鼻腔にモツ鍋臭がこびりついているのか、はたまた脳の一部にまでモツ鍋が侵入したのかはわかりかねますが、、、。服に匂いがついていたのを、雨が降って湿気たっぷりな空気と電車が入ってくる風とがあいまってあたりにモツ鍋スメルを放ってたのではないのかな。北海道のジンギスカンあたりと同じように、「食ってきたのがわかる」そういう食べ物なのか。
ちなみに、翌日の胃の重さは紛れもなくジンギスカンと同種。まあニンニク取りすぎるのもどうなのかな、ってところか。一日苦しかったよ。。。