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二年ぶりのメジロ


昨年は一羽もこなかったメジロが、今年はやってきた。モミジの枝間をあちらこちらとせわしく飛び回り、ほどなくしてミカンがさしてあるヒトツバタゴ(ナンジャモンジャ)の小枝に、飛び移った。キョロキョロと周りを警戒しながらミカンに嘴を突み、またキョロキョロ、キョロキョロ。
ガラス越しの観察だからこちらには気付かないらしい。警戒している相手はヒヨドリだ。メジロの体調は約12cm、一方ヒヨドリは28cm前後。大きさが圧倒的に違うため、メジロはヒヨドリに追い払われてしまう。しかし、追い払われてもしばらくすると、ヒヨドリが立ち去ったのを確認してまたやって来る。
昨年は一羽も見ることができなかったが、それは多分台風のせいだ。近年にない暴風雨で、近くにあるゴルフ場では大きな松が何本も根から倒れたり、直径30cmもある幹すら折れたりした。その上、ギャラリーから見渡す山の北斜面では崖崩れがあちらこちらで発生し、樹間もすけすけになった。そのような状態だったから、メジロたちも大きな被害を被ったに違いなかった。そのため、2年ぶりのメジロの姿を目にして、ホッと一息だ。
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