日頃感じたこと、思ったこと事などを書きとめておきます。
野のアザミ
ノビル(野蒜)の花、認識!
2020-05-09 / 自然
あれっ、この花は何? 茎はノビルのようだけど・・・。そう思ったのが昨日の夕方。写真に撮っておこうと夜明けを待ち、日がのぼるのを待って出かけた。目指すは、3月末に田植えを終えた田んぼの入口。目指すはと言っても家からは1、2分。そこへ足を運ぶと田んぼの中で何か動いた。見れば、2羽のカモがイネの状間を逃げていく。こちらを不安げに振り返りながらそそくさ、そそくさだ。ある程度離れると、立ち止まってこちらを見ている。安全圏まで逃げたのだ。2羽なので多分オスとメスか。
冬場はたくさんのカモがやって来るが、暖かくなるにつれ数が少なくなり、この時期まで見られるのは指で数えるほどになる。田植え直後に、カモに入られるとイネが傷むので歓迎できないが、根がすっかり付いた今なら大丈夫だ。田んぼの中を足でかき回しながら、虫を食べたり、草を食べたりする。天然の除草機だ。これこそ自然の「合鴨農法」・・・。但し合鴨ではなく、田んぼにいたのはカルガモなので「カルガモ農法」と言ったところか。どこか近くで子育てをするのかもしれない。巣など見つかれば、見守ってあげたい。
おっと脱線、ノビルの花が今回の主題。ノビルを漢字で書けば「野蒜」。「蒜」はニンニクなので、それらの仲間のようだ。今までも見ていたはずだが、花を認識したのは初めてのことだ。葉っぱはよく見ていたし、らっきょうを小さくしたような丸い根っこ(鱗茎)もよく見ていた。まっすぐに伸びた花茎の先の珠芽(ムカゴ)も認識していた。しかし、花だけは見ていなかった。認識していなければ、見ていないということかと再認識。なんともきれいな花だ。生育場所は、人間の手が加わっているところ、つまり下草がよく刈られ手入れがよく行き届いているところに自生するようだ。人の手が加わらなくなると自然に消滅してしまうみたいだ。どうも、ノビルの花を楽しむためには、これからも下草を良く刈り、きれいにしておけということのようだ・・・・。
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