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現代アート顔負けの造形(トックリバチの巣)


台風10号は特別警報こそ出されなかったものの、九州に接近、暴風雨が吹き荒れ各地で停電も発生した。川筋集落にある我が家では雨を特に心配したが、風雨とも心配したほどでなく、事なきを得た。ただ、九州山地の懐・椎葉村では土砂崩れで4人が行方不明となっている。早く見つかって欲しい。
ところで台風10号が来る前、あれこれ片付けていたら、木片に土でできたとっくり型のものが付いているのを見つけた。初めて見るものだったが、ハチの巣だろうと思いながらも写真におさめた。造形的にもおもしろく、見方によっては現代アート作品にも見えるが、大きさは直径約14mmと小さい。

ということで、調べた結果はトックリバチの巣。トックリバチは、体長10mm~15mm程の小さなハチで、黒に黄色い縞模様がありスリムな体形で腰が細いのが特徴とある。冬が来る前に巣をつくり、その中にエサを溜め込んで卵を産み付けるようだ。そういえば、軒下に置いたテーブル付近で、いつも足もとを行ったり来たりするハチがいたことを思い出した。悪さをするわけでもなく、毒性も弱く、様々な種類の芋虫をエサとしているようだ。人知れず、人間に役立っているハチなのかもしれない。
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