日頃感じたこと、思ったこと事などを書きとめておきます。
野のアザミ
一度は行きたい那智の滝&熊野古道
落差133mの那智の滝
熊野那智大社
那智の滝を背にした三重塔
二日目午後は、一度は見たかった那智の滝や一度は歩いてみたかった熊野古道へ。三重県にさよならして和歌山県に入るとすぐだ。
まず、那智勝浦から山道を6kmほど登ったところが那智の滝だ。昼食は近くでとった。バスを降りてすぐ飛龍神社と書かれた鳥居をくぐると、左手に「世界遺産 那智御瀧」と刻まれた大きな石碑。いやが上にも心が踊る。大きな杉木立の間の石段を少し下ると、「おぉ・・・!」。ゴーゴーという音を響かせながら、流れ落ちる滝はやはり感動ものだ。落差は、日本一と言われる133m。ということで、水煙を感じながらしばし堪能。
次は、バスで少し移動しおやすみ処へ。ちょうどそこから長い石段を登ったところが熊野那智大社だ。熊野本宮大社・熊野速玉大社と共に、熊野三山の一社だ。境内ですぐに目に入ったのは胎内くぐりができる御神木の大クス。早速、他所の人が、幹にできた空洞をくぐっていた。推定樹齢850年、幹回り8.5m。平重盛の御手植と伝わるようだ。境内には、八咫烏(ヤタガラス)の銅像もあったそうだが、残念なことに、これは見逃してしまった。参加の一行は、ほとんどが、すぐ隣の青岸渡寺前の石段から降りたが、私は三重塔も見たかったのでちょっと先まで。そう、那智の滝が背景にした朱色の美しい三重塔だ。近くまで行くと外国からの観光客が盛んに写真を撮っていた。なので私もカシャッ!。
熊野古道「大門坂」
急いで皆の後を追い、おやすみ処へ。みんなはもうお茶をいただき買い物を始めていた。私も遅ればせながらお茶をいただき、その後、みんな揃ってすぐそばの観光センター横へ。そこから熊野古道を下るのだ。距離にして約600mほどだろうか。よく整備された石段の両脇には樹齢800年を越すと言われる大杉が立ち並んでいた。当時の面影が最もよく残っているところだという。名前は「大門坂」だ。私たちは下りばかりなので、以前なら走って下るところだが、連れには年配者も多い。と言っても、私もその入り口なのだが・・・。なので、竹の杖を調達して、ゆっくり慎重に。ここで転ければ、話にもならない。そして大門坂登り口へ無事ゴール。嬉しかったのは、ゴール直前、杉木立の間をゆっくり登ってくる二人の女性の姿。市女笠(いちめがさ)を被り平安衣装姿なのだ。観光用の貸衣装姿なのだが、古道にぴったりの光景だった。思わず黒澤明の「羅生門」の一シーンを思い出した。
というようなことで、那智の滝も熊野古道も満喫して午後の部を終え、南紀勝浦温泉のホテルへとバスは向かった。
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