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麻のれんの型染め


先日、型染めの糊入れを行った。一昨年に型を切り抜いたまま気乗りせず、丸めて机の片隅に立てかけたままだった。とりかかるまでに随分かかったが、気持ちよい秋晴れが続きそうなので一気に染め上げることにした。藍で染めようか、柿渋で染めようか迷ったが、季節が秋なので今回は柿渋でいくことにした。藍ならすぐだが、柿渋なら仕上げまでに1週間はかかる。今日はほぼ最終工程。仕上げは90×145cmほどの麻のれん。2つに分かれだ。型は大きさがあるため西洋型紙。西洋型紙は、柿渋型紙より切りにくいが、柿渋型紙では大きさが取れない。いつもなら型の表に紗をカシューで張るのだが、今回は型そのものが大きいので紗は張らず、代わりに網戸を使うことにした。
そのようなことで、前日に古いサッシの網戸の真ん中の桟をはずして水洗い。当日は朝早くから糊をつくり、コンパネの上に麻布を張り、その上に型紙と網戸を置き、そして糊を入れた。結果は上々。網戸は結構使えることが分かった。紗よりも滑りがいい感じもする。後は糊の載り具合を見ながら、乾いたら染め乾いたら染めの作業だ。5回ほど染め重ねた。さて、この次は媒染剤の鉄と反応させる仕事が残っている。いい色になって欲しいが、天気が少しあやしくなってきた。
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