goo

隙間が好きなケイトウ


今年も、隣家のブロック塀に沿ってにケイトウが咲いた。写真の手前は、アスファルト張りの道路。ブロック塀と道路の小さな隙間から毎年顔を出し、ぐんぐん伸びる。ブロック塀の向こうは、隣家の倉庫。その倉庫のガルバリウムが作り出す縦線が、銀色のシャープな背景となって、今年は特に赤い花が際立って見える。



ケイトウとはよく言ったものだ。ずっと以前は、どの家でも鶏を飼っていた。卵を生むメスが数羽とオス一羽。そのオスの頭の上には、大きな赤い「とさか」があった。ケイトウは、その「とさか」そっくりだ。
それにしても、小さな隙間からよく育つものだ。茎の根元はがっちりと隙間に食い込んでいた。がっちり食い込むところはシソ(大葉)も似ている。今年はシソの種を播き損なったが、そこはよくしたもので、かってに出たものが何本も大きく育った。そのひとつにブロックの隙間から育ったものがあり、大きくなりすぎたので引き抜こうとしてみたがびくともしなかった。ヨモギもそうだ。隙間から出たヨモギの根元はとても丈夫だ。とても抜けるものではない。これらを見ていると、どうも隙間が好きな植物がいるようだ・・・。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )