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2024年(R6年)一級建築士試験問題の解答を考えよう! ㉓

2024-11-06 08:37:05 | ビジネス・教育学習
◇本年度(2024年)の一級建築士試験の問題文と正答表が公表されています。
◇公表された試験問題を参照しながら、設問ごとに解答を、一緒に考えていきたいと思っています!
◇問題文と正答表は、「財団法人建築技術教育普及センター」のホームページをご参照ください。

[No.23] 正答「誤っているものは?・・・1」・・・はて?
1.この設問は、何故、誤っているのか?
 ・士法24条3項において、各号に掲げる技術的事項を総括する責務があることを規定している。
 ・同項四号において、設問の技術事項に関する規定がある。
 ・しかし、3項の条文冒頭に、「管理建築士の責務」として記述されている。
 ・従って、設問の「建築士事務所の開設者は・・・」としているので、この記述は、誤り。
2.この設問は、何故、正しいのか?
 ・士法24条の6において、建築士事務所の開設者の情報開示義務が記述されている。
 ・同条一号から四号に、委託者からの求めに応じ、閲覧させなければならない事項を規定している。
 ・同条二号に、設問の事項が記述されている。
 ・従って、条文に沿った記述である設問は、正しい。
3.この設問は、何故、正しいのか?
 ・士法24条1項において、登録建築士事務所の級に沿った専任の管理建築士の設置を規定している。
 ・一級建築士事務所であれば、専任の一級建築士の設置を、開設者に義務付けている。
 ・従って、条文に沿った記述である設問は、正しい。
4.この設問は、何故、正しいのか?
 ・士法24条の7において、設計・工事管理契約をする場合に、重要事項の説明等に関する規定がある。
 ・契約内容の重要事項に関し、委託者に対して書面で説明する義務を、開設者に課している規定である。
 ・しかし説明するのは、開設者ではなく、管理建築士、又は所属建築士からと規定している。
 ・従って、設問の記述は、正しい。

2024年11月6日 by SHRS(シュルズ) 一級建築士、建築基準適合判定資格者

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