我家の裏庭の片隅に、『一人静』という花が、ひっそりと咲いている。
聞くところによると、この『一人静』という花は、山野草で、住宅街では非常に珍しいそうだ。
おそらくは、野鳥が種を運んで来たのであろう。
ひょっとすると、毎冬、リンゴをやっているヒヨドリが、お礼にと、もって来たのだろうか。
ま、そんなことよりも、どういう花かと思い、調べてみた。
すると、普通の山菜と同じように食べれるらしい。
それも、薬草としての効果もあるようだ。
だが、この可憐な花を見ていると、とてもじゃないが食べる気にはなれないね。
ほんとに小さく可愛らしい花だ。
そう言えば、去年の暮れまで、裏庭に遊びに来ていた、タビとクロ。それにハシボソたちは、まったく姿を見せなくなった。
今年の冬は例年以上に寒さが厳しかったから、かなり心配していた。
暖かくなったら、また来るだろうと思っていたが、やはり野良や弱ったカラスには無理だったようだね。
いくら自然の摂理とはいえ、なんか寂しいものがあるね。
でも、そのうち、また新参者が現れるだろう。
「こんにちは」ってね。