ビビが亡くなってから一ヶ月ほどたった頃だった。
休みの日の昼下がり、何となく二階の窓からおもてを眺めている時だった。
向かいの家から道路を渡って我家に向かってくる黒っぽい猫がいるのが目についた。
玄関先にいるカミさんに声をかけた。
「ビビそっくりな猫が、今こっちに来た」
「エッ? どこ?」
二人で騒いでいると、近所のKさんが、
「ビビなら、今、裏庭に行ったよ!」
そう言うくらい良く似ていた。
直ぐに裏庭に行ったが、その猫は何処かへ行ってしまったようだ。
それから三日後、芝刈をしようと裏庭に行くと、その猫はベランダで日向ぼっこをしていた。
一見黒猫のようだが、よくよく見ると、口の回りから喉下と両手足の先だけがまるで足袋を履いたように真っ白になっている。
そこで名付けた、「お前はタビだ!」と・・・
その日からは、毎日のように遊びに来ている。
カミさんが試しに餌をやってみた。
恐る恐る近寄り、餌を取るとサッと離れてしまう。
根っからの野良のようで、かなり人間を警戒しているようだ。
なんとか手なずけようと、カミさんは毎日、朝晩、タビに餌をやっている。
こんな野良でも、癒されている自分達だった。
それにカミさんが餌をやっているのは、タビだけではなかった・・・
休みの日の昼下がり、何となく二階の窓からおもてを眺めている時だった。
向かいの家から道路を渡って我家に向かってくる黒っぽい猫がいるのが目についた。
玄関先にいるカミさんに声をかけた。
「ビビそっくりな猫が、今こっちに来た」
「エッ? どこ?」
二人で騒いでいると、近所のKさんが、
「ビビなら、今、裏庭に行ったよ!」
そう言うくらい良く似ていた。
直ぐに裏庭に行ったが、その猫は何処かへ行ってしまったようだ。
それから三日後、芝刈をしようと裏庭に行くと、その猫はベランダで日向ぼっこをしていた。
一見黒猫のようだが、よくよく見ると、口の回りから喉下と両手足の先だけがまるで足袋を履いたように真っ白になっている。
そこで名付けた、「お前はタビだ!」と・・・
その日からは、毎日のように遊びに来ている。
カミさんが試しに餌をやってみた。
恐る恐る近寄り、餌を取るとサッと離れてしまう。
根っからの野良のようで、かなり人間を警戒しているようだ。
なんとか手なずけようと、カミさんは毎日、朝晩、タビに餌をやっている。
こんな野良でも、癒されている自分達だった。
それにカミさんが餌をやっているのは、タビだけではなかった・・・
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