昨日は火曜日でバラ園の仕事は通常時間の勤務でした。
朝、起きた時には既に前夜の雨は上がっていたので朝の散歩には行くことが出来た。
ただ、曇り空で富士山も見えないし朝焼けにもなっていなかったので何の展哲もない住宅地歩きとなりました。
写真を撮ることもないかな~と思いながら歩いていたら道路の横を流れる用水堀の中から何かの鳴き声らしき音が聞こえる。
近寄って見てみると人懐っこいカモが「ギャーギャー」と鳴きながら近寄って来ました。
歩いていると暑くて汗が出て来るので早々に切り上げて自宅の近所まで戻って来まして・・・このカラオケスナックですが、前を通るといつも昼間からにぎやかな歌声が聞こえていますよ。
熱海のような観光地のカラオケとは違って常連さんの社交場のようなのでクラスター感染の心配はなさそうですね。
仕事の方はここの所30分早上がりの日が続いていて・・・この日も9時半過ぎには帰宅しました。
雨の心配はなかったけれども不要な外出を避けて昼飯は部屋でこんなものを食べた。
大好物の冷やしラーメンのトマト大盛です。
そして「土用の丑の日」なので晩飯には奥方が国産ウナギを一匹買いして来てくれた。
久しぶりのウナギは美味かったです。
さて、ここからが本題ですが・・・最近、新型コロナに関する報道を見ているとよく出て来るのが「PCR検査の結果は陽性だったけれども症状が出なかった」という事例です。
特に若い人に多いようでホストクラブの従業員なども自覚症状はなかったけれどもPCR検査をして感染がわかったという人が多かった。
この感染はしているけれども病気の症状が出ないことを「不顕性感染」と言うそうで感染者は「不顕性感染者」と言うことになりますね。
と、いうことはこの人たちはPCR検査をしていなければ感染がわからなくて・・・普通に暮らしていればウィルスをまき散らしている可能性が高い。
そこで気になって来るのはこの「不顕性感染者」の割合がどのくらいになるのかということ。
今、アメリカで無作為に選んだ無症状の人の抗体検査をする計画がありますが、それは不顕性感染率を求めるためなんだそうです。
このように不顕性感染の実態を知るための研究が行われているわけですが・・・唯一、不顕性感染率を知ることの出来る場所が過去にあった。
それが、横浜港に停泊していたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の船内だったのだそうです。
あの時、クルーズ船内の乗船者には、症状の有無にかかわらずほぼ全員に対して複数回のPCR検査が行われていて、もちろん発熱や肺炎などの臨床症状も細かく記録されています。
こうした記録の重要さに気づいた研究者グループがこの時のデータを解析して不顕性感染率を割り出すことに成功したそうです。
調査方法の詳細は省略しますがクルーズ船の乗客、乗員3,711名に対して3,063回のPCR検査が行われて634名に陽性反応が出たと言います。
そして陽性反応が出た人のうち306名の人に発熱や咳あるいは肺炎などの症状が出ましたが6回の中間集計時に症状がなかった人の総和が320人でこの320人のうち後から症状が出た人を除いた「不顕性感染者」は113人になるそうです。
すなわち、陽性との結果が出た人634人中113人が「不顕性感染者」ということになりその割合は17.8%になることが分かりました。
逆に言うと陽性者のうちの82.2%に症状が出たということになりますね。
ただ、クルーズ船乗客は60代から70代の比較的高齢の方が多かったのでこの結果をすべての人に当てはめて考えるわけには行きませんが・・・それでも貴重なデータであることは間違いありません。
これを今の東京の状況で考えてみると・・・感染者が82名出た時には無症状の感染者が18名いるため実際の感染者は100名ということになります。
そして、これがクルーズ船の乗客である高齢者が多かった時のデータなので感染しても発症しない(しにくい)若者が加わって来るとこの数字はもっと高くなる可能性がある。
「感染経路不明」というのは普通に暮らしている「不顕性感染者」からの感染ではないかと疑ってしまうのは賢パパだけでしょうかね~?
そんなタイミングで今日から始まる「Go Toトラベル」キャンペーンですが週末の4連休で多くの人の移動が見込まれる。
楽しみにされている方には水を差すようでまことに申し訳ないのですが当然のことながら移動する人の中には20%前後と推測される「不顕性感染者」が含まれている。
そんなことを考えるとますます不要不急の外出は自粛しておこうという気になる今日この頃です。