ウォーキング日記

72歳で仕事を辞めて趣味の山歩きやウォーキング主体の暮らしに変えたのでタイトルを「バラ園日記」から変更しました。

枝変わり

2020-10-08 02:04:52 | バラ園のこと
とうとう賢パパの地元出身の芸能人まで感染してしまったようですね~。

えぇ、女優の広瀬すずさんは仕事場のある学区の中学出身でご実家は第三温室から徒歩圏内の近さだそうですよ。

ご本人には自覚症状が出ていないとのことですからいわゆる「不顕性感染者」ということになりますかね。

たまたま撮影に参加している作品の集団PCR検査を受診したところ「陽性」の結果が出て感染がわかったそうですから一般人なら見逃されていた可能性が高い。

そんなことを考えるとWHO責任者の発言にあった「世界の10人に1人がすでに感染している」が大げさではないように思えてしまいますよねぇ。

さて、その第三温室でのお話なんですが・・・昨日の「ショコラ・ロマンチカ」の収穫物の中に一本だけ色の違うものがあった。

ちょっと暗くてわかりにくいので別のバケツに移したのがこちらですから他のものとは明らかに違う色です。

1ヶ月に一度よりももっと少ない頻度ですがごくまれにこんなことが起きる。

これは「枝変わり」と言って「突然変異」の一種なんですよね~。

もうひとつ「先祖返り」と言ってやはり色や形の違う花が咲くことがありますが・・・これは突然変異ではなくて何代も前の先祖が持っていた遺伝上の形質が、突然その子孫のある個体に現れることで学問的には「帰先遺伝」と呼ばれています。

例えばこれが仕事場で起きた「先祖返り」の一例ですがある日突然こんな花が咲いたことがあった。


本来であればこんな花が咲くはずだったのにねぇ。

これが「先祖返り」の一例ですが交配を重ねて品質の良い品種を作り出したので初めの頃のものは見栄えが悪い。

そんなわけで「先祖返り」で出て来た枝に咲く花は鑑賞に堪えられるものは少ない。(と、言うか皆無ですね。)

それに対して「枝変わり」で出て来る花はどんなものが出るかわからないので興味深い。

現在、わが国で飲まれている緑茶の80%以上を占めると言われている品種に「やぶ北」というのがありますがこれなどが枝変わりの良い例です。

「枝変わり」の枝から挿し木で増やして新しい品種として登録をすることもできますが「育種家」と呼ばれる人たちはそれをすることはないようですね。

それはとてつもない労力を必要とするのと「育種」の仕事をする方たちは掛け合わせて出来る新しい花に自分の夢を託しているケースが多いですからね~。

だから・・・偶然の産物などをあてにするなんてことはいたしません。

前に一度面白い枝変わりを見つけた時に園長に「品種登録しないんですか?」と訊いてみたことがありましたがそんな面倒なことはしないそうです。

それはそうですよねぇ。

お金を払って登録をしたところで苗を作るのに莫大な労力が必要で・・・それが売れる商品になるかどうかもわからない。

と、いうことでたま~に遭遇する枝変わりですがいつも完全無視でスルーしています。

今日は久しぶりでバラ園のことを話題にしてみました。

今日は仕事の後で奥方とお泊りで出かけます。

明日の更新はお休みとなります。
コメント (2)
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