I Love Nature

自然の中で見つけたステキなモノ

サンスベリアに花が!?

2006年09月01日 | 植物のお話

               Y歯科医院の待合室にて

福江にあるY歯科医院に勤める友人から、「ある観葉植物に花芽のようなものがついている」との情報が寄せられ、さっそくカメラを手に出かけてみると、なんとリュウゼツラン科のサンスベリア(別名:虎の尾)に花芽がついているではありませんか

              

サンスベリアといえば、縦に伸びる長い葉っぱが特徴で、マイナスイオンを多く発生させるという人気の観葉植物。ホームセンターの園芸コーナーでよく見かけますが、今まで花が咲いているのは見たことがありません。インターネットで調べてみたところ、やはりあまり花を咲かせることはないようです。花芽が伸びてつぼみがついてもすぐには咲かないらしく、2度に渡って撮影に行かせてもらいました

              
               8月23日撮影 まだつぼみが小さいです

              
               8月29日撮影 つぼみが膨らみ、いくつか花が咲いています

決して美しい花とは言えないかも知れませんが、消えかけの線香花火のような素朴な可愛らしさのある花です。この歯科医院では、6月にはやはり花を咲かせることが珍しい観葉植物のパンヤ科のパキラに花が咲くなど、今年はどういうわけか観葉植物が次々と花を咲かせているのです

             

どうして滅多に花を咲かせない植物が花を咲かせたのでしょう?

いろいろ調べてみると、思いあたる点がありました。なんと、植物というのは最適な環境では花を付けることはないそうです。しかし、これ以上生育するには環境が悪く、生命の危機を感じると、花を咲かせて種子をつけ、他の場所へ移動しようとするというのです

人間に例えると、今まで一人暮らしでワンルームのアパートに住んでいた人が、結婚して家庭を持ち、さらに子どもが生まれ、5人家族になったとします。一人目の子どもが小さい内はまだいいかも知れませんが、二人目、三人目が生まれ、それぞれ成長していくと、さすがにワンルームでは窮屈で暮らせませんよね?生命の危機までは感じないかも知れませんが、それぞれ自分たちの生活する空間が欲しくなるでしょう。

人間には引っ越したり、家を建てたり、増築したりという手段がいろいろありますが、植物はそういうわけにはいきません。おそらく、このサンスベリアは、根を伸ばす十分な空間が欲しくて、花を咲かせ、種子を作り、ほかの広い場所へ引っ越そうと考えたのでしょう。友人の話によると、手入れはほとんどしていないということだったので、花が咲いた原因は多分そこにあるのだと思います。ちょっと大きめの鉢に植え替えてあげると、これからもっともっと元気に成長してくれるかも知れません。パキラも同様に今の鉢では根が張りすぎて窮屈になっているのだと思います。 

今回観葉植物のことを調べてみて、ものを言わない植物たちも、絶えず私たちの目に見える形で自分の気持ちを表現しているのだということに気付かされました。植物達も生きることに必死なのですね。どんな環境におかれても決して自分たちの命を粗末にしない自然界の生き物たちの強さを、私たち人間も見習わなくてはいけませんね

サンスベリアの花からいろいろなことを考えさせられたkero-keroなのでした。皆さんも植物達の想いに耳を傾けてみませんか?彼らの声が聞こえてくるかも知れませんよ