I Love Nature

自然の中で見つけたステキなモノ

雪浦ウィーク

2008年05月16日 | いろんなお話

                 今年でちょうど10周年!

友人のsatominに誘われ、今年で10年目となる雪浦ウィークに行ってきました

前々から気になっていた長崎県西海市大瀬戸町にある雪浦(ゆきのうら)という小さな町。海あり、山あり、川ありと、自然豊かなこの町では、絵画、陶芸、染色など、様々な芸術活動を行うアーティストが暮らし、人々はスローライフを実現していると聞きます。GW中(今年は5月2日~5日)はそれらの人々が自分達の活動の場を一般の人たちに開放する『雪浦ウィーク』というイベントを開催しているというので、satominと一緒に最終日にお邪魔してきました まずは雪浦地区公民館で地図をもらってLet's go!

         

         

こちらは『自然と暮らす ぐりーん』というお店。オーガニックの焼き菓子や自然食品、木製食器や家具の販売などを行っています。古めかしい建物の中にはほっとするようなあたたかい空間が広がり、お庭では小さな子ども達と3匹の子犬達が戯れ、ガレージのようなスペースではマイ箸作りの体験などが行われていました。

       

こちらは雪浦ウィークの地図を手がけたタナカタケシさんのアトリエ、『アトリエ タナカナケシ』。雪浦の自然に魅せられ移住してきたタナカさんは、築100年の民家をアトリエ兼ギャラリーとし、絵画教室を営みながら地域のイラストや地図をいくつも手がけていらっしゃいます。聖書をテーマとした抽象的な作品が多いのですが、どの作品からもご本人の優しい人柄が感じられるステキな作品ばかりでした

         

お昼は郷土料理愛好会が地元の郷土料理を振舞っているというので、せっかくなら地元の料理を味わおうと、案内所にもなっている雪浦地区公民館へ。メニューはおにぎり、祝そうめん、つぼき、漬物で料金は500円。『つぼき』という料理は初めて食べたのですが、人参や牛蒡などの根菜類がたっぷり入った甘みのある汁物で、とても美味しかったです。運んでくれた方に「これは何ですか?」と尋ねると「つぼきです」という返事しかなかったので、料理のちょっとした説明などがあればもっとよかったかなぁと思いました。地元の人はみんな知っているのでしょうけど、よそから来た人には馴染みのないものですからね。レシピを置いておくというのも一つの手段かも知れません。私だったらそうするかな~

         

雪浦ウィークも興味深いイベントだったのですが、私たちを虜にしたものがもう一つ。それは『つがね落としの滝』です。『河通(ごうつう)ダム』の奥にそのステキな滝はありました

       

滝の方へ行くにはこの薄暗いトンネルをくぐっていかなければいけません。ちょっと不気味でしたが、センサーで蛍光灯が点くようになっていて、中に入ると真っ暗な空間が少しだけ明るく照らされます。でも絶対夜は歩けないだろうな~

                 

トンネルを抜けると滝までは遊歩道が続いていて、トンネルに入る前よりも外気が少し涼しく感じられました。清々しい空気を肌に感じながら遊歩道を歩いていると、徐々に水の流れ落ちる音が大きくなっていきます。

     

徒歩5分くらいで瑞々しい新緑に包まれた滝が見えてきました!ここ『つがね落としの滝』には滝つぼが無く、少しずつ段差のついた岩盤に約20mの高さから清らかな水の塊がこんこんと流れ落ちてきます。『つがね』とは蟹のことで、滝の上から蟹が落ちてくることからその名が付けられたそうで、滝の周囲では数匹の赤い蟹がカサカサと横這いに歩いているのを見かけました。

     

それにしても本当にステキな滝だったなぁ。落差はそんなにありませんが、水が落ちてくる岩場に生えたコケや緑もキラキラと輝いていてとても美しかったです。

海、山、川、そして滝。私が大好きなものが全て揃っている雪浦は、私のお気に入りの場所ランキングの上位にランクインしました たくさんのアーティストがこの場所に魅せられるのも納得です!これからの季節、避暑地としても賑わうそうですが、今ならまだこのすばらしい景色を独り占めできちゃいそうですよ~。皆さんもぜひ訪れてみてください。おススメでーす