I Love Nature

自然の中で見つけたステキなモノ

センニンソウ(仙人草)

2008年09月02日 | 植物のお話

私が大好きなこの花の名前はキンポウゲ科のセンニンソウ(仙人草)。蔓性の多年草で、今ちょうど花の見頃を迎えています 私が初めてこの花の存在に気が付いたのは、4年前の夏に上五島へ教会めぐりに行ったときでした。多分どこにでも咲いている花なんでしょうけど、島の自然の中ではこの純白の花(←厳密にいうと「花弁」ではなく「がく」)がより一層美しく輝いて見えて、その可憐さに一目惚れ それ以来毎年夏になるとこの花に会えるのが楽しみになりました

          

細長いつぼみがはじけると、中から飛び出すたくさんの雄しべと雌しべ。その姿はまるでパチパチと静かにはじける線香花火の火花のよう。他の植物に絡み合い、太陽の光りをたくさん浴びてとっても気持ち良さそうに咲いています。

高浜海水浴場を望む展望台からは今こんな風景が楽しめます。センニンソウと高浜のコラボレーション、いかがですか?同じ高浜の風景でも周りに咲く草花にちょっと目を向けると、季節によってまた別の雰囲気を味わうことができます。センニンソウは近くで見ると本当に魅力的な花なので、ぜひ顔を近づけてその花の形や香りを楽しんでみてください。きっと幸せな気持ちになれますよ~

 

ちなみにキンポウゲ科の植物には毒性のものが多く、このセンニンソウも毒をもっており、馬や牛は食べないそうです。間違っても口に入れたりはしないでくださいね!まぁないとは思いますが、一応念のため追記しておきます