とある場所で出会った二匹の猫。
同じような模様をしていたから、多分親子か兄弟だろう。
二匹ともちょっと痩せていたけど、互いに体をすり寄せ、じゃれ合っているその姿は、すごく幸せそうに見えた。
この幸せそうな猫たちに出会って考えてみた。
「私にとっての幸せとは何か」
今の私には、それをひと言で表現することはできない。
でも「幸せだなぁ」って感じる瞬間はたくさんある。
それは
見たことのない美しい花が咲いていたとき。
空の色が澄み渡るような青だったとき。
海の色がどこまでも透き通って見えたとき。
木々の緑が太陽の光を浴びてキラキラと輝いていたとき。
雲の色が茜色に染まってゆくのを最後まで見届けたとき。
ベランダに植えた花が元気に咲いてくれたとき。
自然が大好きな私は、一人でいても自然の中にあるものを見たり感じたりするだけで「幸せだなぁ」って思うことができる。
でも、他の誰かと一緒に感じる幸せは、一人で感じる幸せとはひと味もふた味も違う。
それはなぜか。
そこには自分の気持ちと相手の人の気持ちがあって、それらがまるで化学反応を起こしたみたいに、一人の時とは比べものにならないほどの幸せを創り出してくれるからだ。
もしかしたら、幸せのカタチはその人によって全く異なっているのかもしれない。
でも、もし同じカタチの幸せを求め合う者同士が出会って、お互いがそのことに気付けたとしたら、たとえその二人がものすごく困難な状況にあったとしても、それはとても幸せなことだと思う。
一人で感じる小さな幸せと、他の誰かと感じる大きな幸せ。
共通しているのは、そのどちらも周りの環境や側にいてくれる人たちに対して感謝の気持ちを持つことから生まれてくるということ。いつも誰かのせいにしていたら、きっと身のまわりにある数々の幸せを感じることはできないだろう。
空き地の隅っこに咲く小さな草花たちへ。そこに咲いてくれてありがとう。
あなたがそこに咲いていてくれるから、私はいつも小さな幸せを感じることができます。
私を支えてくれている全ての人たちへ。そこにいてくれてありがとう。
あなたがそこにいてくれるから、私はいつも大きな幸せを感じることができます。
あの浜辺で出会った幸せそうな猫たちへ。あの日あの時あの場所にいてくれてありがとう。
君たちがいてくれたから、今の自分がとても幸せであることに気付くことができました。
そしてこのブログを読んでくださる全ての人たちへ。いつも私の稚拙な文章に目を通していただき、ありがとうございます。
本当に感謝しています。
どうかこれからも皆様がたくさんの幸せを感じることができますように!