先週末、最近付き合いの良い旦那さんを誘って、長崎新地中華街で行われていた中秋節に行ってきました~
…と言っても、実は本来の目的は『中秋節』ではなく、長崎くんちの直前に各踊り町で行われる『庭見世(にわみせ)』を見に行くことだったのですが、たまたま新地付近の駐車場に車を停めたため、偶然にもそのイベントに鉢合わることになったのでした。その日は十月十三日、今年の十五夜だったのです
そもそも十五夜とは旧暦の八月十五日のこと。昔は七・八・九月を秋としており、十五夜はその真ん中にあたることから中秋とも言われます。中秋節とは、家族が集まって月をめでる中国の伝統的な祭日で、ここ新地中華街でも5年前からランタンフェスティバルの姉妹イベントとしてちょっとしたお祭りが行われるようになったようです。知らなかったなぁ~
こちらは月をかたちどった焼き菓子、月餅(げっぺい)。中国では丸い月を家族団欒の象徴とされ、中秋節の夜にはみんなで月餅を食べ、幸せで円満な生活を祈るのだそうです。中には漉し餡(こしあん)の他、松の実、胡麻、レーズン、胡桃、干し柿などがいろいろなものが入っているそうですよ。私も幼い頃に食べた記憶がありますが、あまり好みではなかったような気がして、今回はパスしちゃいました
メイン会場である湊公園に設けられた祭壇の上には、野菜や果物などのお供え物がズラリ!ランタンフェスティバルと同じく、真ん中には子豚さんが供えられていました。もちろん、本物でーす
中華街では満月をイメージした黄色いランタンに明かりが灯され、普段薄暗い通りを明るく彩っていました その数、なんと1000個。まるで夜空にたくさんの満月が現れたかのようです。春節の紅いランタンも幻想的な雰囲気できれいだったけど、黄色いランタンもまた違う趣があってステキだなぁ~
ランタンを眺めながら中華街を歩いていると、突然爆竹の音が鳴り響き、中国獅子舞の行列が現れました 日本の獅子と比べると見た目にも鮮やかで、その表情は愛らしく、目がパッチリしていてとってもキュート でも小さい子どもの目にはそんな風には映らないようで、獅子を見てわんわん泣いてる子もいました。そうよね、こんな可愛い顔しててもやっぱり怖いよね
日が落ちて暗くなった湊公園では、十二支のランタン全てに明かりが灯され、その様子を見に来たたくさんの人で賑わっていました。十二支のランタンが一箇所に集まるのはこの中秋節の時だけで、ランタンフェスティバルの時でもこの景色を見ることはできません。決して大きなイベントではありませんが、お散歩するにはちょうどよい季節ですし、家族で中秋の名月を眺めながら、ランタンに彩られた中華街をそぞろ歩くのもいいかもしれません。もっともうちの旦那さんは人ごみに酔ったようで、ひたすら「疲れた」と言っていましたが… まぁ付き合ってくれただけでもよしとしましょう!
メインのはずだった庭見世の様子は次回アップしま~す