長崎市では毎年10月7~9日に長崎くんち(おくんち)というお祭りが開催されます。「くんち」とは長崎市にある諏訪神社の祭礼で、昭和54年に国指定重要無形民俗文化財に指定されている長崎の代表的な伝統的行事で、龍踊り(じゃおどり)、鯨の潮吹き、太鼓山(コッコデショ)、阿蘭陀漫才など南蛮文化を色濃く残す奉納踊りが特徴です。長崎県民でありながら今まで一度もおくんちを見に行ったことがなかったので、いつか本踊りを見に行ってみたいと思っていたのですが、まずは手始めにおくんちの前に行われる『庭見世(にわみせ)』を見に行くことにしました
庭見世とは、本番前の10月3日に各踊町(おどりちょう)がそれぞれの出し物や衣装などをお披露目すること。毎年踊町が変わるので、庭見世を行う場所も毎年異なります。 今年の踊町は上町・油屋町・元船町・今籠町・鍛冶屋町・筑後町だったのですが、これらは旧町名なので、諫早市生まれの私にはどこがどこだかさっぱり分かりません とりあえず新地付近に車を停めて辺りを歩いてみると…、
お!やってるやってる!どうやら庭見世が行われている場所には、軒先に笹が飾られているようです
中に入ると本番の奉納踊りで実際に着られる衣装などがきれいに飾ってありました お酒や果物や大きな鯛などのお供え物もたくさん飾られています。下調べが足りなかったので、今回見られたのはこれくらいでしたが、ちゃんと場所を確認してから行けば傘鉾や宝船なども見られたようです。あとからこんなサイトも発見しました→『NBC長崎放送おくんちナビ2009』 あ~、先にこれを見とけばよかったな
来年はできれば本踊りを見に行くぞ~。毎年テレビで中継があるので、長崎弁まるだしの長崎地方史研究家・越中哲也さんの解説を聞きながらお茶の間で見るのもいいですけどね!今年の庭見世見学はちょっと失敗だったけど、長崎の文化をもっともっと知りたいと思ったkero-keroなのでした