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自然の中で見つけたステキなモノ

壱岐島探険 その4

2010年09月18日 | 旅のお話

二日目の朝、窓辺で戯れる雀達の話し声で起床。窓を開けると、目の前には雲ひとつない真っ青な空と緑色の畑が広がっていました。やったー!今日も晴れだー 

朝食を食べてチェックアウトを済ませ、まず最初に訪れたのは、石田町にある筒城浜(つつきはま)海水浴場。壱岐で最も美しい浜と言われている筒城浜は、噂に違わず本当に美しいビーチでした

見てください、この透明度!遠くからでも海底が透けて見えますよ~ 日本の快水浴百選日本の渚百選にも選ばれているこの浜は、600mにも及ぶ白砂青松の浜辺が続き、その海の色は本物のエメラルドのように美しくきらきらと輝いていました 壱岐NO1のビーチと言われるだけあって本当にきれいです

次に訪れたのは、郷ノ浦(ごうのうら)町にある猿岩。「壱岐と言えば、猿岩でしょ!」と言われるくらい有名なこの岩は、まるで誰かが彫った彫刻のよう。でも実際は、長い時間をかけて自然の力によって作られた天然の岩。

どうです?皆さんにはやや背中を向けて左側を視線を向けている猿の姿に見えますか?顔の部分にはなんとも上手い具合に緑が生えて、まるで生きているかのようです 冬になったら葉っぱが枯れてますます猿っぽくなったりするのかなー?

猿岩の近くでヒマワリ畑を発見!猛暑にも負けず、元気に花を咲かせていました

ヒマワリ畑の目の前に、なにやら怪しい洞窟を発見!実はこれ、戦争中に建設された砲台の跡で、黒崎砲台跡と呼ばれています。

本物の砲台はすでに解体されているそうですが、当時は戦艦「土佐」に搭載されていた主砲が設置されていたそうです。その射程距離は35kmとかなりの飛距離だったようですが、実際に使われることのないまま終戦を迎え、昭和25年には解体されてしまったそうです。こんなに美しい島から恐ろしい火の手が上がらなくて本当によかった。

中は洞窟のようになっているのですが、奥の方まで入ることはできません。フラッシュと焚かないと昼間でも真っ暗なので、ちょっと不気味な空間です

さて、壱岐島探険もいよいよ終盤に入ります。つい先ほどまでの澄んだ青空はいつの間にか曇天となり、小雨もパラパラと落ちてくる中、次に訪れたのはイルカとのふれあい体験ができるという勝本(かつもと)町勝本イルカパーク。ここには水族館のような施設はなく、イルカ達は海と繋がっている入り江で飼育されています。

入り江の中を気持ち良さそうに悠々と泳ぐイルカ達を観察していると、ちょうどイルカショーの開始を告げるアナウンスが聞こえてきました。さっそく入り江の一角にあるステージの前でカメラを構えます。

どうやら2頭のバンドウイルカが芸を披露してくれるようです

これは観客の中から選ばれた子どもが芸をさせているところ。輪っかを投げてイルカに取ってきてもらうというシンプルな芸ですが、イルカから輪っかを受け取った子どもはとっても嬉しそうでした

芸よりもイルカに関するクイズの方が多かったような気もしますが、最後に見事なジャンプも披露してくれましたよ~

こちらは偶然撮れたショット。まるで中に浮かんでるみたい

帰りに見せてくれたのはバイバイのしぐさ。右のひれをパタパタと振って、愛嬌たっぷりのイルカちゃんです 正直言うとイルカショー自体はちょっと物足りなかったけど、イルカ達が入り江の中を自由に泳ぎまわったりジャンプをしたりしている様子を見ているだけで結構楽しめちゃいました 入場料は大人200円子ども100円と超格安の上、水族館ではなかなか見られないイルカ達の野生に近い姿が見られますので、壱岐に上陸した際はぜひお立ち寄りを~

次回はいよいよ最終回です

『壱岐島探険 その5』に続く