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自然の中で見つけたステキなモノ

壱岐島探険 その5(完結編)

2010年09月19日 | 旅のお話

『見ざる、言わざる、聞かざる』の像

勝本イルカパークで愛嬌たっぷりのイルカ達に癒された後に訪れたのは、芦部町にある男岳(おだけ)神社。ここには200体を越える猿の石像があるといいます。駐車場に車を停めて参道に向かうと、鳥居の側にさっそく3体の猿を発見!この先どんな石猿たちに出会えるのでしょうか?

鳥居をくぐると緑に囲まれた長~い参道が続いています。道端にも小さな石猿が並んでいて、まるで道案内をしてくれているかのようです。

小さくて可愛らしい石猿たち。その表情は実に様々です

道端の石猿たちに導かれて、ようやく男岳神社に到着~!

ご覧の通り、境内は石猿だらけ!!

この男嶽神社は、猿田彦命(さるたひこのみこと)が祀られていて、これらの石猿は家内安全、合格祈願、子宝祈願など、願掛け、成就に奉納されたものなのだとか。

最初は牛の健康や繁殖を祈願し石牛を奉納していたそうですが、いつの間にか石猿を奉納する人が多くなり(祭神が田彦命だから??)、今では圧倒的に石猿の方が多く奉納されています。

 

なんと獅子狛犬までお猿さんに化けちゃってますよ~古いものから新しいものまでいろいろな姿かたちの石猿があるので、自分のお気に入りの一体を見つけるのも楽しいかもしれません。

ちなみに私のお気に入りはコチラ!数ある石猿の中でも強烈な個性を放っていました 猿というより人に近いかな~?なんだかお腹にまで顔があるように見えます。

そして壱岐島探険の最後に訪れたのは、一支国博物館の近くにある原の辻(はるのつじ)遺跡。この遺跡は紀元前2~3世紀から紀元3~4世紀にかけてつくられた多重環濠集落で、芦部町と石田町にまたがり約1km四方に広がっており、その一部では当時の住宅や倉庫が復元されています。平成7年には『魏志倭人伝』の中の一支国(いきこく)の王都と特定されました。現在も発掘は続いていて、古代史を書き換えるような発見が続いているのだとか。

この藁葺き屋根の葺き方や物見矢倉の構造なども実に再現されているそうですよ~ 周りに近代的な建物が全く無いので、まるで太古の昔にタイムスリップしたかのようです。

この後、台風の接近により本格的に雨が降り出し、あまりのテンションの低さに『その4』以降全く登場しなかった相方gero-geroのテンションは、うに丼を食べた時以上に上がることはなく、最後まで下降の一途を辿るのみ・・・。まだまだあちこち探険したかった私ですが、gero-geroのテンションの低さと天候の悪化により、今回の壱岐島探険はこれにて終了。

飛行機の時間までまだ1時間以上もあったのですが、残りの時間は今回の旅の反省会。その結果、『今後相方とは真夏の自然散策には出かけない』という結論に至りました。いつも私の趣味に合わせて旅の行き先を決めてくれる相方のgero-geroですが、無理して付き合っても本人も楽しめないし、一緒にいる私もやっぱり楽しめないということが改めてわかったのです。今までの私達なら、それを口に出すこともなく雰囲気の悪いまま終わってしまうところでしたが、今回はお互いの気持ちをぶっちゃけられたのが逆に良かったのか、「来年の夏は友達と遊ぶぞー!」「そうそう、次からは○○ちゃんと行きなさい」なんて笑い話で終わることができたのでした(笑)。夫婦だからって常に一緒にいなければいけないわけではないし、興味の対象がちがったり、趣味が合わなかったり、時には喧嘩したりすることもあるけど、普段の生活を仲良く一緒に過ごせていれば、実はそれが一番なんですよね。私達夫婦はどちらかと言えば真逆なタイプだけど、もともと自分が持っていない部分に魅力を感じたのだし、お互いにもっとそこを尊重しなければ!と初心に返ったkero-keroなのでした

ともあれ、私にとっては久々の島探険で、なんだかんだ言いながら楽しい二日間となりました 来年の夏遊んでくれる方を募集していますので、私に付いて来れそうな方は来年の春頃にご連絡ください。お待ちしてまーす(笑)

壱岐島探険 (完)