膳所城(ぜぜのしろ)跡の案内板
古民家レストラン藤松でランチを食べた後は、再び小値賀島散策へ。
午後からの散策でまず最初に向かったのは膳所城跡。膳所城に関しては、詳しいことはよく分かっていないようですが、どうやら12世紀頃に築城され、近江公藤将軍と松浦定公という人物が関わったお城のようです。説明板には今は新田神社になっているとのこと。とりあえずその神社へ行ってみましょう~。
松の木の並ぶ草むらを歩いて行くと、奥の方に小さな鳥居を発見
薄暗い森の中にひっそりと佇む鳥居。人の気配が全く無くちょっと不気味な感じもするけど、とりあえず階段を上ってみましょう。
階段の先にあったのは、今にも崩れ落ちそうなボロボロの神社。壁は剥げ落ち、屋根の上には草が生い茂り、扉も壊れて向こうまで筒抜けです
中に敷かれている畳もめちゃくちゃで、全く管理されていない様子。膳所城跡として表に案内板も出ているのに、どうしてこんなに荒れ放題なんだろう。梁なんか立派な木が使われているのに、なんかもったいないなぁ。神主さんはいなくても、せめて建物だけでも修復して町で保存することはできないのでしょうか?この有様はちょっと残念です
次に訪れたのは島の北東部にある愛宕山園地。ちょっとした展望スポットです。島の北東部に突き出た半島にある唐見崎の方へも行きましたが、展望台らしきものは無かったのでスルーしてきました。
お次は島唯一の中学校である小値賀中学校へ。この一帯に小学校から高校まで集まっていて、県内でも珍しい小中高一貫教育が行われています。たまたま中学校の校長先生が校舎から出てこられて少しお話を伺うことができたのですが、島の子ども達のことをとても褒めておられました生徒数は中学校の生徒だけでなんと60人弱。小さな学校ですが、生徒達はのびのびと学校生活を送っているようです。
学校の前には姫の松原と呼ばれる見事な松並木が一直線に続いています。
この姫の松原は昭和58年に日本の名松百選の一つに選ばれており、天高くそびえ立つ松の木々は今もなおそれにふさわしい立派な姿を保っています。県内の松は松食い虫の被害により枯れてしまったものも多いそうですが、小値賀ではいち早くその対応に取り組んだためにこのような立派な松並木が残ったのだとか。これからもこの景観が保たれるといいなぁ
お次は小値賀島の中でも最も美しいと言われる柿の浜海水浴場へ。ここでようやく人の気配がどうやら観光客の人たちが海水浴を楽しんでいるようです。
見てください!この透明度やっぱり離島の魅力と言えばこの海の美しさでしょう。海の色とは対照的に赤みを帯びた溶岩と、どこまでも透き通る淡いブルーのコントラストが織りなす風景に、しばし時間を忘れてうっとり
お盆過ぎにも関わらず、泳いでる人たちはとっても気持ち良さそうあ~ん、水着持ってくればよかった~でも今回の目的は島を網羅すること。後ろ髪を引かれつつも再び車に乗り込み散策に出掛けた我々なのでした。時間はもうすぐ夕方の4時。天気予報によると翌日は雨とのことだったので、とりあえずこの日のうちに島を一周してしまおう
一日目の散策はまだまだ続きます
その5へ続く