下山途中の風景
山頂ではお昼ご飯を食べず、下山し始めた私達。すでにお腹が空き始めていましたが、山を下った所に隊長とっておきのお食事スポットがあるとのこと。隊長がそうおっしゃるなら、そこまで我慢しましょう来た道ではなくダム方面へ下って行くと、そこにはたくさんの野花たちと、その野花達に集まる昆虫達との出会いが私達を待っていたのでした~
まずはフウロソウ科のゲンノショウコ。タカバミに似ていますが、よく見ると花びらに筋がありますよ~。葉っぱの形も全然違います。
こちらはタデ科のオオイタドリ(白)。このオオイタドリは、普通のイタドリと比べると葉っぱの大きさがなんと4倍くらいあるらしいです。
こちらはタデ科のオオイタドリ(赤)。赤も白もどちらも至る所で見かけました。
こちらはこのブログに初登場のお花、ツリフネソウ科のツリフネソウ。お尻がくりりんって巻いてるところがとってもキュート
秋の七草の一つ、マメ科のハギを発見オミナエシ、ススキに続き三つ目~
なんと9月なのにアジサイの花が咲いていました~こちらはユキノシタ科クサアジサイ。セイヨウアジサイのような華やかさはないけど、マツムシソウのように清楚で優しい雰囲気を漂わせています。
駐車場まであと1.6kmの所までたどり着きました。帰りは途中からアスファルトの道を歩きます
こちらはキク科のアキノノゲシ。あちらこちらでよく見かけるポピュラーな草花です。
こちらはタデ科のサクラタデ。ちょっと普通のタデよりとってもゴージャス
アカバナ科のオオマツヨイグザは花が終わると右のような姿に。種がいっぱい実っていました。
こちらはシソ科のナギナタコウジュ。お初にお目にかかりますちょっと高い所にあったので、近くで撮影する事ができませんでしたが、子猫のしっぽみたいに花穂がピンと立っていて可愛らしかったです
こちらはキク科のヒヨドリバナ。薄いピンク色と白の二色がありました。
オミナエシ科オトコエシ。黄色い花を咲かせるオミナエシに対して、こちらは真っ白な花を咲かせます。ご想像通り、漢字で書くと「男郎花」。オミナエシと比べるとこちらの方が強壮な感じがするからオトコエシと名付けられたそうですが、確かに茎がしっかりしているような感じがします
写真右のシソ科のメハジキはこれまた初対面シソ科の植物ってみんな似ているようで、花の並び方や葉っぱの付き方が違ったりして、とってもユニーク。お隣のウリ科のキカラスウリはオレンジ色のカラスウリと違って熟すと黄色になります。ウリ系の植物を発見すると、幼い頃父と歩いた散歩道を思い出します
私の植物好きはきっとあの頃から始まったんだろうな~。
たくさんのお花を観察しながら下っているうちに、隊長オススメのお昼ご飯スポットに到着~時刻は13時を回っていて、空腹もピークに!雄大な景色を眺めながら食べるおにぎりは最高です
今回はいろいろな昆虫にも出会いましたよ~
まずはアザミの蜜を吸うアサギマダラ水色の羽がとってもきれい~
これはアキアカネというトンボのようです。私が近づいてもじーっとしていてくれました
こちらはダイミョウセセリという黒い蝶。サクラタデの蜜は美味しいかい?
メハジキの花にとまっているツマグロヒョウモン。警戒心が強いのか、この蝶だけにはあまり近づけませんでしたメハジキとのツーショットがステキで、慌ててカメラを構えて撮った一枚です。
それにしてもこんなに花や昆虫の写真を撮ったのは久しぶりです。人数が3人で、道も緩やかだったので、これだけの写真を撮る余裕があったのでしょうね。植生の豊かな天山周辺では、植物達との新しい出会いがたくさんあって、とっても楽しいハイキングとなったのでした
恒例の登山の後の温泉は、佐賀県唐津市厳木町にある佐用姫の湯へ。ちょうど旅芸人の一座が来ていて駐車場はほぼ満車でしたが、お風呂の方はがら空きでゆったりと湯船につかる事ができました本当に気持ちよかった
秋の天山、本当にオススメです今はまた別のお花が見頃を迎えているようなので、興味のある方はぜひ遊びに行ってみてください。たくさんの可憐な野花に出会える事間違いなしですよ~
天山ハイキング(完)