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自然の中で見つけたステキなモノ

虚空蔵山トレッキング(長崎県東彼杵郡川棚町)その1

2011年10月27日 | 山のお話

『九州のマッターホルン』と呼ばれている虚空蔵山

山歩きの秋です県民の森に引き続き、涼しくなってからはめっきりフットワークが軽くなった旦那さんと、ママ友ならぬヤマ友tamiと一緒に東彼杵郡川棚町にある虚空蔵山に登ってきました~

木場登山道までの道沿いには、日本の棚田百選にも選ばれている日向の棚田が一面に広がっています。この時はちょうど稲刈りの時期にあたり、稲穂が黄金色に輝いてより一層その美しさを増していましたお隣の波佐見町に住んでいた事もあったのに、こんな場所があったなんて全然知らなかったなぁ

山に登る前にまずは木場登山口の手前にある水汲み場に寄り道して、コーヒー用のお水を調達~

 

常連さんのお話によると、ここのお水は軟水で、この水でお茶を淹れるととっても美味しいんですってこの時も次から次にお水を汲みにくる人で賑わっていましたよ~

水汲み場からもっと坂を上っていくとT字路に突き当たり、そこに木場の登山口があります。案内板によると、ここから頂上までの距離はなんとたったの900m。あれ?1kmもないの??これってかなり楽勝なのでは~

でも山の1kmは平地を1km歩くのとは訳が違います。なめてかかってはいけません。しかも案内人のいない登山は今回が初めて。というのも、私とtamiはT小登山隊の皆さんと約1年前から毎月のように山に登っていますが、いつも熟練者の隊長が山頂まで導いてくれるので、何も考えずに安心して山に登る事ができるのです。今回はその隊長もおらず、頼れるのは自分達自身のみ。というわけで、いつもより気を引き締めつつ、山頂を目指してLet's go

と、さっそくきのこを発見アポロチョコレートみたいな可愛いきのこ残念ながら本当の名前はわかりませんでした

ここからは冒険コース(新道)家族連れコース(旧道)に分かれます。やっぱり我々は冒険コースでしょう!なんだかワクワクする~

 

その名の通り、岩あり、鎖場あり、はしごありの楽しい冒険コース。こりゃおもしろい!

なんとこんな山の中にお寺があったらしい。天正2年(1574年)にキリスト教徒によって焼き討ちにあい消失したのだとか。さらには明治維新の神仏分離令により鳥居や手水鉢など神社関係のものは取り去られたとのこと。今はこの説明板のみが立っているだけです。

 

足取りの軽いtamiはどんどん岩を登って行きます。その一方でうちの旦那さんは後ろから自分のペースでゆっくりと付いてきます

普段なかなか運動をする機会がない旦那さんも、嬉しい事に最近は山登りの魅力に気付いてくれたようで、ふぅふぅ言いながらも楽しんでくれている様子さて、山頂までもう一息、頑張ろう

歩き始めて約40分、虚空蔵山(608m)山頂に到着~

山頂には虚空蔵菩薩が祀られていて、弘法大師がここで修行に励んで以来、長く信仰の対象とされてきたのだそうです。日照りが続くと人々は山に登り、虚空蔵菩薩の口元に味噌を塗り、雨乞いをしたのだとか。なぜ味噌を塗るのかというと、菩薩が喉を渇かせて雨を降らせてくれると信じられていたからなのだそうです。さらに干ばつが続く時は、人々は菩薩を担いで山を下り、海の中に入れていたとのこと。きっと必死だったのでしょうけど、菩薩様も味噌は塗られるは海に入れられるは、本当に大変ですよね~

山頂からの眺めは絶景さて、この絶景を眺めながらお昼ご飯にしましょう~

本日の山頂ランチは、はるさめちゃんぽんと手作りおにぎり。はるさめちゃんぽんは気圧の変化でパンパンに膨れ上がっていました

熱湯をかけて3分でできあがり~いつも山頂ではカップヌードル(シーフード)を食べる派なのですが、はるさめちゃんぽんは今回が初めて。率直な感想を申しますと、スープの味はよかったのですが、やはり麺が春雨だと若干もの足りないかなぁとやはり山の上ではもっとがっつり食べたくなってしまうものですね

次回は家族連れコースで山を下りまーす

その2へ続く