アメリカ・ヨーロッパ対中国・ロシアの対立は、戦争こそおこっていないが、対立が続き、問題解決の可能性がありません。この対立は不毛との考えが次第に強まり、国連、あるいは世界の会議で問題を議論する傾向が出ています。
世界的会議では中国側の問題点だけでなく、アメリカ側の問題点も議論されるので、批判非難が比較的公平です。問題解決策も国際法、あるいは世界に通用する法を考える動きになってきました。
人権侵害では中国のウイグル人収容所が問題になると、同等の問題としてアメリカのアラブ人収容所が議論の対象になります。議論の内容は世界中に報道されます。強大国の人々も自国の問題を考えざるをえません。
強大国は、国連、あるいは、世界の会議を次第に無視できなくなってきました。
国連は国の連合体です。真の民主主義的世界機構ではありません。どうすれば民主化が可能か大きな課題をもっていますが、当面の世界的政治機構としては重要な役割を果たしています。当面は世界各国が国連を立て、国連司法改善強化に協力することがだいじです。
日本はアメリカを立て、国連の核兵器禁止条約に反対していますが、愚かです。アメリカと同盟して世界平和を実現することは100%不可能です。歴史、世界の動向、未来予測をもっと真剣にやるべきだと思います。これからは強大国の時代ではありません。平和主義の人々・国々の時代です。世界に通用する法を追求する時代です。