心の旅紀行

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民族混合社会の政治は非常にむずかしい

2022年01月22日 | 世界

ウクライナ東部、親ロシアの分離派が軍事力で実効支配している地域は、分離派の実効支配を認めた状態で休戦状態です。ウクライナは苦悩していると思います。分離派に武器弾薬を供給しているのはロシアです。ウクライナ政府軍が鎮圧しようとすると、分離派が大量虐殺の被害を受けることになるからロシアは軍をウクライナに入れて分離派を助けると言っています。

クリム半島の場合と同じように、戦争を避けるなら分離派支配地域はロシアに編入されることになりそうです。続けさまに国土を親ロシア派の分離活動でロシアにとられそうになっているウクライナは怒って西側に近づき、西側の支援でロシアの侵攻を防いでいますが、分離派が支配している状態を解決することができません。特別自治区にすることでおさまるのかわかりません。

ウクライナ東部に親ロシアの分離派が多いということが内乱の発端です。そこにはウクライナでいいと思う人もいる訳で内乱はこの地域を地獄にしてしまいました。

旧ソビエト時代にはウクライナはロシアに近い存在で、ロシア民族が大勢住んでいたと思いますが、ソビエト崩壊でウクライナが独立すると、ロシア民族はウクライナに取り残された思いになり、分離を希求するようになったのでしょう。

ロシア民族が安心するような政治が行われていたら彼らは国はウクライナでもいいと思ったでしょうが、現実は分離を希求したくなるような政治だったのでしょう。

民族混合社会の政治は非常にむずかしいと思います。

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西アジアの戦乱は続く

2022年01月22日 | 世界

第二次世界大戦以後、アメリカなど西側が強く関与して支配してきた西アジアですが、西側がアフガニスタン戦争、イラク戦争、シリア内戦関与などで最終的には泥沼にはまり、手を引き始めると、イランが主導権を握るべく、軍事力の行使を始めました。そのイランが中国、ロシアを味方にしたようなので、西アジアではイランの嵐がますます激しくなりそうです。

西側寄りのサウジアラビア、UAEなどは主導権を失う恐れを強く感じているでしょう。しかしこれまで支援してきたアメリカなどは疲れを感じています。改めて西アジアで西側が主導権を取り戻す行動に出る確率は小さいと思います。

中国やロシアがどの程度深入りしてくるかわかりませんが、中国やロシアが主導権を握る試みは最終的に失敗に終わると思います。

荒廃した町を無数に残して西アジアはどのような地域になるのでしょうか。まるで大昔の戦争物語を読んでいるような地域になっています。

戦争よりは生産、戦争は犯罪、民生を軽視する政治は悪政、国は行政区との価値観がもっともっと人々の間で広がり、軍人も、軍人職を捨て、事業・仕事に注力して、自分の家、自分の町、自分の国の繁栄を大切にするようになってほしいものです。戦国時代、武勇伝は過去のものにしたいものです。

大切なことは個人が決心して戦争から手を引き、生産に注力することです。権力者政治家に手を貸さないことです。

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