心の旅紀行

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日本の外国人労働者活用は日本を差別社会にする恐れが大きい

2023年07月21日 | 世界

国内生産重視・回帰はいいことですが、近年の日本の経営者の労働コストを下げる動きは度を越しており、低労働対価の職場には人は行きません。低いと転職します。採用の時は高くしても採用後すぐ下げる経営者もいます。約束が違うと労働者は転職します。海外生産重視、労働者の第三次産業への集中、労働対価低下がこれまでの動きでしたが、国内生産重視の動きが生じ、全産業で労働者の取り合いが過激になり、労働力不足が大きくなります。

国内生産は安い海外からの輸入品と競争しなければなりません。どうしても安い労働コストを追求します。

外国人労働者需要が増えています。明らかに低労働コスト追求で需要が増えています。彼らが弱い立場であることを利用して非人間的な扱いをすることが増えており、被害者は当局に訴えていますが、当局が、経営者の意向を汲んで外国人労働者受け入れを増やしているので、外国人労働者の被害が悪化する傾向にあります。

ただでさえ開発途上国は日本に対し批判的になり、中国に経済支援を期待する動きになっているのに、開発途上国からの外国人労働者を差別するようでは日本の評価は下がる一方です。(注)電車の輸出で日本がインドネシアに嫌われているニュースを読み、日本側の態度が、話合いではなく、日本の意向押し付けになっていないか心配になりました。インドネシアには、いつまでも日本の中古電車の市場ではないという思いが育っているのではないでしょうか。

国内生産重視の動きが強くなりつつあり、嬉しく思っていますが、労働行政が悪徳経営者に甘いとなると、国内生産は順調に伸びない恐れがあります。

異常な低労働コスト化努力に走って自分の事業を潰してはいけません。経営者に不満を持った労働者は自分の力の50%以下の仕事しかしないでしょう。失敗も増えるでしょう。転職者を新人で補うが、その力は小さいものです。悪循環でしょう。

外国人労働者を差別的に扱って事業が発展すると期待するのは甘すぎます。

国内生産重視・回帰は当面苦しいと思います。経営者、管理者、労働者は、現状に関する情報を共有し、苦しみも共有し、問題解決、収益性改善に取り組むといいと思います。

低労働コスト化ですべての事業を維持するのではなく、事業を重点化し、収入減でも利益は確保し、投資余力を持ち、次の事業を企画する弾力的経営も考えるといいと思います。

なお、割合が増えている老人は自分の資産を使い切って死ぬと考えるのではなく、従来の節約志向、自立自主志向は大切に持ち、自分なりに産業論を持ち、自分を資本家と思い、農業が重要と思うなら、日本の農業を支援すると考え、国産農産物を選んで買うような消費生活を送るといいと思います。家業を起こしたいと思い、子や孫に投資するのもいいと思います。たとえば終活産業に操られる主体性喪失老人になってはいけません。

社会保険料が高いと思い、取り返したいと思って、自分を病弱視し、医療・介護サービスを受けていると、持っている資産まで医療・介護サービス産業に入れ込む終活になりやすいと思います。医療・介護サービス軽視の方が健康維持にいいかもしれません。


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