驚きました。予定では昨年で脱原発完了でしたが、昨年、原発運転継続という情報が流れ、なんだドイツも実は原発依存かと思ってがっかりしていたのですが、ちょっと遅れたが、脱原発をやってのけたそうです。どうしてドイツ人が決心を変えなかったというと、ウクライナにあるチェルノブイリ原発事故で放射能がドイツまで流れ、ドイツも放射能汚染被害を受けたこと、東京電力福島第1原発事故で東京はもちろん、静岡県まで放射能汚染被害を受けたなど被害が広域に及んだという情報に接したことで原発は危険と悟ったからです。
それに比し、日本人の反省のなさには呆れます。岸田文雄総理に至っては今後も日本は原発に依存すると言って、すべての原発を再稼働する、所定の廃棄年を延長し、老朽原発も使い続ける、原発の改良を続けるなど、危険や地球の環境改善にまったく無関心です。
未だに放射性物質・廃棄物の処理処分技術は日本にはありません。どこへ捨てる気でしょうか。地下深く埋めると言っていますが、その安全性の確認はまったくできていません。地震が多い日本では地殻は動きます。断層が生じます。地下室が崩れ、安全管理が不可能になる恐れが大きいと思います。埋めたはずの放射性物質が、地表に出てくる恐れがあります。地下保管など信用できません。50年、100年の安全確認実験が必要です。安全とわかるまでどこに保管するのでしょうか。
地球は放射能で汚染されるだけではありまません。実は原発は地球温暖化を加速します。地球を加熱するだけだからです。地球を太陽にする行為です。
岸田総理の無知無能についてはうんざりです。環境に関する専門家がスタッフとして総理についていないのでしょうか。彼は原発推進論者に囲まれているのでしょうか。
しかし、日本は自由民主主義の国です。日本人の反省のなさが一番の問題です。日本人は過去の失敗に学ばない国民だと思います。
ドイツは、2030年までに再生可能エネルギー利用率80%を達成する目標を掲げています。日本も再生可能エネルギー利用率を上げる技術力があると言い、ドイツと一緒に世界をリードしようと呼びかけています。
ドイツは、経済で日本を抜き、世界第3位になる確率が高いそうです。一方、日本は、経済衰退が続き、経済に関する国際機関から、先進国から中進国に後退中と何度も何度も注意されています。
日本人は過去の栄光にひたるだけで、国際機関の忠告を聞く耳を持ちません。政治家も官僚も経営者も学者も、保守で安穏としており、技術開発と国内生産に生き生きとしたところがありません。
日本人よ! 目覚めよ。過去の栄光は過去のもの。保守を捨て、未来に挑戦する生命力を取り戻そう。貧困に苦しむだけの人生はやめよう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます