7月7日(月)
昨日は足底筋膜炎の痛みに耐えながら、ゆっくり歩いて茜浜へ。
約11キロ歩くが、もどかしく物足りない。
このところ、メディアがチンピラ地方議員を晒し者にして
これでもかこれでもかと騒ぎ立て。
軽薄タレントの番組を見るより面白いが、なんだか虚しいね。
田舎議員の言動を聞いていると
ずっと昔、街角のチンピラが通りすがりの若い女性を
下劣な言葉でからかっていた。
今では、チンピラレベルも知的水準も上がり
みかけなくなった。
更に、チンピラも成長して社会に揉まれて
ハシタナイ言葉を慎むようになるが
一般社会から隔絶した田舎議会ではガラパゴス社会が存在しているのだ。
古い記憶を呼び覚ました。
田中角栄が日中国交を成し遂げ、その後ロッキード疑獄で逮捕された頃
私も20代のサラリーマン。
中国との政治経済交流が盛んになり
地方議員も視察という名目で続々と中国へ出かけた。
自民党都議会議員が北京視察のため、説明会を開催した。
会場には中国関係の工芸品も展示した。
くわえ煙草の自民党議員が会場内の展示品を見ていた。
高さが150センチはある工芸品(価格は170万円)の壺の前で立ち止まると
煙草を投げ入れた。
火がついたままなので煙が上がり会場に漂った。
灰皿代わりにしたのだ。
それこそ燻製をしているようだった。
150センチの底には手は届かず
消えるのを茫然と見守った。
その議員は平然と立ち去った。
その場にいた関係者は誰も言葉を発しなかった。
放火未遂の犯罪なのだ。
咎めもせず見て見ぬ振りをしたのだ。
議員達は大量に中国の絵葉書を買い込み
日本で秘書に後援者の宛名を書かせ、
文面には「私は万里の長城に来ています。エトセトラ」
北京で投函する。
後援者からは万単位の餞別を貰うが、お返しは
絵葉書だけだった。
100円の投資で1万円儲かる。
視察旅行経費は都民税で賄われ
更に餞別の裏金が数百万円以上入るのだ。
20代の若者だったから、議員の実態を垣間見た時ショックだった。
都議会の鈴木章浩 兵庫の野々村龍太郎
この程度のチンピラの悪は可愛いもんだ。
切手を換金ショップで現金化したのだが
前歴は川西市の公務員。
そこで市議会議員の換金手口を知ったのだ。
殆どの政治屋が切手を数百万単位で購入
通信費として計上するが、実際は換金ショップで現金にして
裏金を作るのだ。
議員達は身に憶えがあるのでダンマリを決め込み、コメントを避ける。
中国の話に、学僧が淫乱な行為をしたので
「私は僧にはなれません」と泣いて故郷に帰ろうとした。
和尚は言った。
「そのようなことで罰していたら、この世には坊主は一人もおらん」
民間企業だって利益隠しに悪用している。
合法的手段なのだ。
野々村先生が泣いて「そんな小さなことより大事なことあるだろう」と
叫んだ。
サラリーマンだった頃、横浜に住んでいたが
同僚が仕事で横浜に行く時
通勤定期券を貸した。
同僚は、キチンと総務に交通費を請求した。
ご同輩 やった経験おありでしょう!
総務もインチキ分かっていたが支払った。
メディアも巨悪には手を出せないが
小者俗物議員には容赦なく虐める。
市議会選挙に出馬した革新系候補知っているが
2回とも落選したが、この男も高い志を持っていた訳でなく
一般社会で仕事が出来ず、せこい利権を求めたに過ぎない。
高校生時代の友人に県会議員になったのがいるが
彼は野心家でもあったが地元地域社会のために懸命に貢献した。
今は県会議長になっている。
野次ったり、泣いたり、笑ったりしている場合ではない。
巨悪には手を出さないメディアは安上がりな
番組として報道している。