11月19日(水)新宿線馬喰横山駅から乗車して
神保町駅で半蔵門線に乗り換えて池尻大橋駅下車。
12時40分 病院に着いた。
妻はロビーの椅子に座っていた。
午前11時から3か月に一度の定期検査だ。
子宮頸癌発症して4年が過ぎた。
診察結果は来月になる。
放射線治療だけで抗癌剤は使わなかった。
後1年定期検査で発症しなければ完治だ。
病院の副院長である妹には連絡しなかった。
病院近くの中華店に入った。
二人して焼きそばを注文した。
量が多いが旨いのだ。
しかし 久しぶりに食べたが今までと味が違う。
一味足りない。
テイクアウト用もお願いする。
事務所に持ち帰る。
13時20分 国道246号線を渋谷方向に向かう。
山手通りを左折して松涛にやってきた。
介護病院に妻が来るのは久しぶり。
お袋はベッドで独り言を呟いていた。
妻を見て目が嬉しそうに光った。
妻はティッシュで痰を丁寧に拭き取ってあげる。バカ息子3人は、介護には役立たずなのだ。
妻の母親は娘二人で24時間介護していた。
帰ろうとすると
「寂しい」と泣いた。
隣のベッドのお婆ちゃんは殆んど意識がない。
年齢は88歳。
ベッド脇サイドボードには、亡き夫の写真盾が置かれていた。
40代後半髪黒く端正な顔立ち ジャケットにネクタイ
なかなかのハンサムだ。
素敵なカップルであったのだろう。
先週 娘らしき人がお婆ちゃんの耳元で
「夕焼け小焼けの赤トンボ 」歌っていた。
14時半 病院を出て、現総理、元総理お住まいの邸宅街を通り
昼間のセンター街を見ながらスクランブル交差点に出た。
お二人とも、このような大邸宅で幼い頃から育ったので
貧乏とはどんなものかの実感は理解できないであろう?
金融さえ動かせば景気は上向くと勘違いされているのか?
実産業が日本国内では減少しており
円安の恩恵は大企業とお金持ち以外
恩恵は享受出来ないのだ。
半蔵門線に乗車して神保町駅で乗り換え事務所に戻った。
妻はそのまま押上まで乗って帰った。