11月12日(水)
ランチ チキンカレー 鶏肉がかなり多かったが旨かった。
16時半 墨田テラスをウオーキングするので両国橋を渡った。
しかし、テラスには下りず、国道を歩き三つ目通りを越えて
裏通りに入った。
山桜がマンション前にあるスペースに車と自転車はなかった。
ゴミ袋とテーブルがあるだけ。
その前に伺った時は、テーブルに缶飲料と煙草がテーブルに置かれていた。
何方かが手向けたのであろう。
店のガラスには 閉店のお知らせの貼り紙。
店内は薄暗くはっきり見えないがカウンターは整理され
テーブル、椅子は片付けられていた。
表題は 大将の人生は幸せだった。
詳細は限定メンバーしか読むことが出来ず
私には分からない。
確かなのは大将がこの世にはいなくなったことだ。
暫くじっとしていたが、国道に戻り
墨田テラスに下りた。
屋形船に明かりが灯り、船内のテーブルに客が数十人座り
正に乾杯のグラスを上げた。
これから、夕闇の隅田川を下り東京湾に漕ぎ出でるのだ。
楽しい宴が始まる人達の笑顔。
隅田川の欄干に持たれ、儚い人生を想った。
私は3つのブログを愛読していた。
3つとも、共通するのは、嫌いな言い方になるが
脱サラして居酒屋を商売にした方のブログ。
サラリーマン人生に別れを告げて
壮年の男性が孤軍奮闘する日々の記録だ。
② カウンターの中から客をのぞくといろんなことが見えてくる。
不治の病に侵された大学教員が居酒屋経営をするが
10月6日でブログ更新を止まったままである。
延命のため、入院したところまでだ。
生死は分からない。
③ 平成徒然草
この方のブログも平成13年8月で止まったまま。
白血病に冒され、老いて車椅子の母親を残して
自分が先に死ぬ無念と非情がブログに記されている。
己が人生に襲う悪魔と懸命に戦い、力尽きて
ブログは中断したままだ。
壮年になっての起業は、夢も理想も一瞬に打ち砕かれる。
建設は死闘、破壊は一瞬
ブログを読むと、3人とも、信義に厚く、優しい方々。
全ての責任を一人で背負い込む。
誰も助けてなどくれない。
自分達さえ良ければ、周囲の方々を見殺しにする。
悩まず良いのだろうか?
墨田テラスの川風は冷たく、川面を照らすビルの明かりが
波間で手招きするように誘う。
グリーンライトアーチの柳橋が対面に見える。
隣のビル2階で懸命に働くみんなを想った。
頑張れなければ!
走って事務所に帰った。