芽室町議会議員 正村紀美子のブログ 「つぶやきをかたちに」

いつも市民派ずっと無党派!
芽室町議会議員まさむらきみこのブログです。

オンナが生きづらさを感じるとき

2015年05月06日 | 議会/委員会
今日で連休も終わり。いよいよ明後日は、改選後の初議会です。
この連休中は部屋の断捨離をしながら、思うことがあって、オンナはどうして生きづらいのかを考えてました。
生きづらさを感じてしまうと、いろんなことがつながっていることに気付き、
今まで人ごとのように思っていたことがリアリティをもって、迫ってきましたので、すこし書きます。

独身の頃、わたしが働いていた会社では、採用からだいたい5年以内に結婚を決め、寿退社するのがフツーでした。
ご多分に漏れず、わたしも5年以内に結婚がきまり、みごとに寿退社を飾りました。

結婚して、子どもが生まれ、育児と家事に忙しい日々を送っていましたが、「もっと社会とつながりたい」と思い、
「仕事をしたい」と言ったら「オンナの人が外に出るには、イエのことをすべてやってからじゃないと出れない」と
言われました。家事が得意ではなくて、とくに片付けはとても苦手で、イエのことを片付けてたらいつまでたってもイエから出れないじゃん…
と働く気持ちが萎えていきました。

それでも諦めきれず、悩んだ末に決心して今度は「議員になって仕事をしたい」と言ったら
「一生懸命やっている人がいるのに、冗談でもそんなことを言っちゃいけない」と言われました。
どうしても議員になって、子育てしている人や女性が暮らしやすいまちへと変えたいと思っていたので、
突き進むように選挙に出馬。そして、町民の信託を頂いて議員となりました。
わたしに思いを託してくださった方のためにも、精一杯この仕事をしよう。

議員になって、はじめての一般質問の日。
あらためて議会を見回したら、ほとんどがオトコ。オンナは数えるほどしかいませんでした。
「ああ、ここはほんとうにオトコ社会なんだ」と実感した瞬間です。

先日行われた町議会議員選挙の結果、女性議員は4人から3人へ減りました。
「世の中は男性と女性がいるのだから、議会にももっと女性がいてもいいよね」
友人とのたわいのないおしゃべりです。
上智大学の教授三浦まりさんは、政治の場では女性の割合を30%にすると質的に変わってくる、とおっしゃっています。
多様性とはあちこちで耳にすることばになりましたが、
子育ても介護も女性の多様な目線が増えれば政策はもっと豊かになるのではないでしょうか。

芽室町議会の場合、前期よりも女性の割合は後退してしまったので、もっと増えたらいいな。

そもそもですが、
なんで、オンナだからソトに出ることにいちいち条件を付けられなくてはならないのだろう。
なんで、オンナが議員になることを煙たがるんだろう。
そういうオンナがガマンしなくちゃならない社会はもう嫌だし、
良いと思うことを良いといえる社会に変えていきたいなー

大きな目標だけど、根っこは自分の中にあることを確認した連休でした。