芽室町議会議員 正村紀美子のブログ 「つぶやきをかたちに」

いつも市民派ずっと無党派!
芽室町議会議員まさむらきみこのブログです。

政策討論会の準備(新嵐山活用計画)

2020年07月24日 | 議会/委員会
定例会議が終わると委員会ごとに振り返り事項を委員が出し合い、今後の調査事項や委員会または議会運営に反映させる仕組みが芽室町議会にはあります。
6月定例会議の振り返りでは、わたしの行った新嵐山スカイパークに関する一般質問についての意見が多く出されました。

所管委員会としては新嵐山スカイパーク活用計画について調査を継続することを決定。
そして、今後新嵐山スカイパークについて議決を要する案件が予想されることから他委員会の委員との情報共有と課題の整理は必要であり、全議員で新嵐山活用計画について議論する場の設置してはどうか、という意見が出されました。

これを受けて、7月2日開催の議運において政策討論会の開催を要望したところです。

***********************************
芽室町議会基本条例では議員間討議が規定され、その具体的な方策として政策討論会が明記されています。

芽室町議会基本条例
第17条 議会は、町政に関する重要な政策及び課題等について、議会としての共通認識を深めるとともに、政策形成能力の向上を図るため、議員政策
討論会を開催します。
2 議員政策討論会について必要な事項は、議長が別に定めます。

**********************************

しばらくぶりの政策討論会です。
テーマは新嵐山活用計画。
議員が主体になって積み上げていかなくては意味がありませんので、7月に入ってから副委員長とは何度も打ち合わせをしながら進めてきました。
政策討論会の準備としてこれまで3回総務経済常任委員会を開催し、議会基本条例にある政策形成過程7項目について委員間で議論をしてきましたが、先日(7月22日)の委員会をもって所管委員会としての課題整理、論点、争点の明確化の議論を終えました。(現在、政策討論会用資料の最終確認の段階)
今後議運において政策討論会の開催日程が決定することになっています。

芽室町議会は議会改革に取り組んで何年にもなりますが、町民参加という項目を掲げて多くの町民、団体と意見交換をしてきました。
その中には観光や新嵐山についての意見も多くあり、いままで頂いた意見も考慮して議員が発言することは町民の声を政策に反映すること、そのものです。
計画の良し悪しだけにとどまらず、ワイナリー建設とキャンプ場整備の先にどんな新嵐山像を描いたらよいのか、もしも町の描く新嵐山の未来像が曖昧なら不足していることを補う、またはより具体的なものとして提示することができたら…とも考えます。
今はあまり言われなくなりましたが、これって機関競争というのかな
ムズカシイことばはよくわからないけどよりよい方向へ導いていきたい。

議員個人で動くのとは違って議会全体で議論することや理解してもらうことは時間が掛かりますが、その成果を考えるとこうした手法を用いることも必要な場合があります。なんといっても新嵐山スカイパークは町の財産ですから。


大雪山系めぐり

2020年07月24日 | 
お天気の良い日を選んで山歩きをしました。
今回は大雪山系をめぐる縦走です。ガイドブックや山をみてはいいなぁ、行ってみたいなぁと思っていましたがやっと実現!

始発のロープウェイに乗り姿見駅へ。
「あと10人です」との声、人数制限しているので通常の半分程度しか乗れません。

朝日を浴びた神々しい旭岳を登り、間宮岳、北鎮岳へ。



旭岳山頂は雲ひとつない晴天。トムラウシもよく見えました。
これからめぐる山々(比布岳、安足間岳、当麻岳)がよく見えます。



大雪渓を滑り、花を愛で、次々と変わる山並みに感動。
あっという間の10時間でした。


黒岳から北海岳、白雲岳を目指します。
北鎮岳の残雪、白鳥ですね。



白雲岳からはみごとなゼブラ模様が。
高根ヶ原の登山道や忠別岳、その奥のトムラウシ山がどーんとみえます。
ああ、きれい




14年ぶりに復活したという松仙園もめぐってきました。
雲が低くて永山岳や当麻岳はのぞめませんでしたが、ワタスゲが咲いていて幻想的でした。



選択的夫婦別姓制度の法制化を求める意見書

2020年07月24日 | 議会/委員会
6月議会では厚生文教常任委員会に選択的夫婦別姓制度の法制化を求める陳情の審査が付託されました。

わたしは付託された委員会に所属していませんが、陳情審査にあたっては、今回の陳情を提出された方を参考人として委員会に招致し、陳情趣旨について説明していただきました。参考人はご自身の言葉で夫婦別姓制度の必要性を丁寧に語られ、委員からの質疑については多様性が認められる社会にしていきたいという思いの答弁をされていました。
わたしも陳情者の思いに賛同するなぁと思いながら聞いていましたが、委員会ではこの陳情を「不採択とすべきもの」と決定。
とても残念な結果となりました。

6月議会最終日。
委員会の審査報告があり、陳情の採決が行われました。
「採択すべき」とする議員が8人、委員会報告を覆して陳情は採択されることとなりました!

選択的夫婦別姓は結婚後も夫婦が望めば結婚前の姓を名乗ることを選択できる制度です。
わたしがOLをしていた頃(30年以上前)は寿退社が当たり前でした。結婚が決まったら仕事を辞める、そして家庭に入って専業主婦になることに疑問を持たずにいました。
まだまだ不十分とはいえ、30年前よりも女性の社会進出は進み、女性の生き方も多様になってきました。
生き方の選択のひとつだったり、自分というidentityを大切にしたいと考えるれば夫婦別姓という選択肢も当然だと思います。

しかし夫婦別姓を選択することは法律上認められていないので事実婚となり、公的なサービス(主に税金関係の)が適用されなかったり、戸籍上の夫婦として認められない、子どもが生まれても父親の欄は空欄になり未婚の母として扱われてしまうなど不利益を被ることが多くあります。

内閣府が行った調査では結婚する人がもっとも多い30代の8割が選択的夫婦別姓制度導入に賛成・容認しています。
芽室町においても夫婦別姓を選択している家族がおり、一日でも早く法改正をしこの不平等を改善すべきだと考えます。

意見書は6月議会最終日に提出できなかったので7月臨時議会で提出、原案のとおり可決となりました。
良かった、よかった。

意見書の提案者としてわたしは質疑を受けていました。
困っている人がいるのだから現状をよりよい方向へ改善していく、そのために議論をする、そして法改正を求めていく、この流れは至極当然のことと思います。
「趣旨は理解する」「まずは議論をすべき」と主張される方と同じことなのに…と思いましたが、ご理解いただけず残念でした。