もふもふは正義

2009-12-19 22:31:56 | 蟲(Bugs)

ヒメヤママユ(Saturnia jonasii jonasii

ぬいぐるみのようなかわいさと同時に、成虫は1年に2週間ほどしか見られないという儚さを持つ美蛾。




かなりの美個体。Noボロなかわりに元気もよく、まともな写真は撮らせてくれず。


ヤママユといえば、
確か中学校の国語の教科書に載っていた、ヘルマン・ヘッセ著の『少年の日の思い出』が思い浮かぶ。
この小説の中で主人公の「僕」は、蝶屋のライバルであり隣人の「エーミール」が持っていたクジャクヤママユの標本を盗んでしまい、バレそうになりとっさにポケットに隠したら標本が壊れてしまった・・・
とまぁこんな内容だったのだが、国語の宿題で、「この話の続きを書こう」という題が出された。
そこで私は、
~「僕」はその夜に巨大ライトと白布を持って山へ行き、徹夜でライトトラップに来るクジャクヤママユを待ち続け、「エーミール」のより大きなクジャクヤママユを捕った。そして次の日、謝罪とともに「エーミール」に新たな標本を渡してオトシマエをつけた~
というようななんかむりやりハッピーエンドにこじつけようとした感じの作文を書いて提出した記憶がなぜか残っている。懐かし。


【2009/10/18/山梨県】