アカスジキンカメムシ(Poecilocoris lewisi)
毎年この季節になると、学校の植え込みでちらほらとアカスジキンカメムシの幼虫を目にすることが多くなる。
この時期見られるアカスジキンカメムシは大抵が終齢幼虫なのだけれど、一昨年はこの幼虫たちの中に1頭だけ、綺麗な成虫になっているものがいた。私はそんな成虫を探すべく、昼休みを使って学校中のオオムラサキツツジをルッキングしてまわったのだけれど、残念。結局幼虫しか見当たらなかった。
そうは言っても、幼虫を見ているだけでもなかなか面白いもの。
寒い日には葉の裏側で縮こまっていたり、気温の上がった日には、越冬場所を探して地面をウロウロしていたりする。地面をウロウロしているのは、翅がまだ無いために移動手段は「歩く」しかないのである。翅がまだ無いから、人がつついても身をすくめるぐらいしかしない。
探しているうちに、学校中のオオムラサキツツジの植え込みの中で何故か1区画だけ、10個体以上ものアカスジキンカメムシ達が集まって越冬準備に入っている場所があることもわかった。
また、背中の模様はよく見ると、ちょっぴり笑顔に見えてくる。白黒の体色もよく見るとただの白黒ではなくて、黒い部分はうっすら赤と緑の金属光沢を帯びていた。さらに、個体によっては写真のようにこの光沢が少し鮮やかに見えるものもいた。
地面を歩いていたもの。
【2011/11/02/神奈川 Kanagawa,Japan/Nov.2011】
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