ミフウズラ(Turnix suscitator) Barred Buttonquail
日没直前、最後に私達はサトウキビ畑へと向った。
農耕地を流れる川の堰堤奥には鳥が集合していて、アマサギ、コサギ、クサシギ、イソシギ、オナガガモ、コガモ、そしてバリケンが西日に照らされていた。
まだ丈の低いサトウキビ畑に差し掛かった時、遠まわしな表現で友人が言う、「今、畑に茶色い団子が落ちていた」。2人は何かに確信した顔になってすぐさま引き返し、畑のウネのそこかしこに視線を飛ばすと...いた。雄のミフウズラが2羽、砂浴びをしていたのである。
今まで宮古島で何度か見たことはあったけれど、すぐにサトウキビ畑に潜ってしまうミフウズラをこれほど観察できたのは初めての事だった。ミフウズラはひとしきり砂を浴びるとこの草丈の低いサトウキビ畑を横断して、サトウキビが人の身長よりも高く茂った区画に姿を消した。そして日暮れである。
【2010/12/05/沖縄本島 Okinawa,Japan】
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