上方落語の人気者が日本橋に来た。桂南光その人です。満員御礼です。
一 開口一番 柳家寿伴「出来心」
一 桂南光「いたりきたり」師匠枝雀の作。師匠にまつわる話を沢山聞けてラッキーでした。「いたりきたり」が出来た経緯など。特にリスナーから募って作ったショートストーリーは味わい深い。枝雀師匠自身があまり演られなかったが、南光師匠が引き継いで聞けるのは有り難いです。言葉遊びのような、得体の知れない物体のありようといい、想像すらも拒否するようなけったいな噺です。
仲入
一 桂南光「不動坊」江戸でも「不動坊火焔」と、幽霊ものとして夏場によく掛かる噺だ。上方では冬の噺らしい。元は上方の噺だろう。長屋の造りが江戸と上方では違う。江戸の長屋は江戸深川資料館で、上方の長屋は大阪くらしの今昔館で見ていただきたい。幽霊として天窓から入るには、上方の長屋の天窓でしょう。煙出しに明かり取り、大きさがかなり違うのです。大人が四人屋根に乗るのも、瓦屋根でしょう。東西噺の違いを愉しむのも楽しい。
一 開口一番 柳家寿伴「出来心」
一 桂南光「いたりきたり」師匠枝雀の作。師匠にまつわる話を沢山聞けてラッキーでした。「いたりきたり」が出来た経緯など。特にリスナーから募って作ったショートストーリーは味わい深い。枝雀師匠自身があまり演られなかったが、南光師匠が引き継いで聞けるのは有り難いです。言葉遊びのような、得体の知れない物体のありようといい、想像すらも拒否するようなけったいな噺です。
仲入
一 桂南光「不動坊」江戸でも「不動坊火焔」と、幽霊ものとして夏場によく掛かる噺だ。上方では冬の噺らしい。元は上方の噺だろう。長屋の造りが江戸と上方では違う。江戸の長屋は江戸深川資料館で、上方の長屋は大阪くらしの今昔館で見ていただきたい。幽霊として天窓から入るには、上方の長屋の天窓でしょう。煙出しに明かり取り、大きさがかなり違うのです。大人が四人屋根に乗るのも、瓦屋根でしょう。東西噺の違いを愉しむのも楽しい。