花追い放浪記

登山や野草観察のブログです
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長崎からの花便り

2018-08-30 | みんなの花図鑑
鹿児島から、トラノオスズカケの開花が聞こえてきましたので、地元の花の様子を見に行きました


もうずいぶん咲き進んでいました


円錐形の花序の下の方から順番に開花していくのですが、すでに花序の上まで開花が進んだ花も多かった


葉っぱも傷んでいました


暗い場所で、小さな花を撮影するのは難しいですね


暗いので、ある程度絞りを開放せざるを得ない

あまり接近して撮影すると、被写界深度が非常に浅くなってしまいますので、私はちょっと離れて撮影したものをトリミングしています


私はマクロレンズ3本を所有していますが、小さな花を撮影する事が多いので、もっぱら35mmの広角マクロを使用しています


登山に携帯するのに、コンパクトな35mmは楽だし、焦点距離が短いので手振れにも有利


それに、基本DX用レンズなのですが、近接撮影においては、フルサイズにも使える

その場合、周辺減光がちょっと気になるのですが、花の画像においては結構いい味になってお気に入りのレンズなのです


トラノオスズカケは、主に四国や九州に分布していますが、本州でも稀に見る事ができるようです


傍らにはミズタマソウの小さな花が


似ているタニタデは地元で見た事がない


山地で普通に見られるマツカゼソウですが、佐世保市では、何と絶滅危惧ⅠB類


ヒゴタイやクロヤツシロラン、ササバランと同列と言えば、その凄さがわかってもらえるでしょう


佐世保にヒゴタイがある訳ないだろう と言われそうですが、あるんですよ

これは佐世保で撮影したものではありませんが






葉の形に特徴があるので、わかりやすいですね!


葉っぱでトンボがくつろいでいましたが、接近して撮影しても逃げない

のんびり屋さんのトンボでした


こちらは絶滅危惧Ⅱ類のミズオオバコ


群生してるのですが、雨が少なく、一部自生地が干上がってピンチとなってました

水のあるところでも、ジャンボタニシがうろついていて、餌食になりそうです


ミミカキグサの自生地を覗いてみると、カラカラに干上がっていて、砂埃が立ちそうな感じになっていました

もう花を見る事ができそうもありません


パールシーリゾートに立ち寄ってみました


猛暑の平日とあって人はまばら




遊覧船の乗客も少ないようでした



終わり(=゚ω゚)ノ