8月に見つけた野草の花
カミガモソウ(上賀茂草)
Gratiola fluviatilis Koidz.
ゴマノハグサ科 オオアブノメ属
花 期 : 8~9月
生育地 : 湿地、休耕田、川岸、池畔
分 布 : 兵庫県、高知県、長崎県
RL指定 : 環境省絶滅危惧ⅠB類
撮 影 : 8月 長崎県
カミガモソウは日本固有種とされ、かつて京都府以西の6府県に隔離分布していた
過去報告された生育地は6か所だが、絶滅した場所もあり、大変希少な植物といえる
現存する自生地は、兵庫県、高知県、長崎県の3か所のみと考えられる
生育地では、動物による捕食や攪乱が報告されており、私が2017年に観察した際も、イノシシによるものと思われる攪乱がみられた
しかし、高知県における観察では、動物による攪乱はカミガモソウ群落の維持に正の影響を与えている可能性が示唆された(Akai et. al 2005)
初版 2015年9月8日
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