9月に見つけた野草の花
アキノギンリョウソウ(秋の銀竜草)
Monotropa uniflora L.
ツツジ科 シャクジョウソウ属
花 期 : 8~10月
生育地 : 林内のやや暗い場所
分 布 : 本州~九州
RL指定 : 長崎県絶滅危惧ⅠB類
撮影 9月 長崎県
アキノギンリョウソウはベニタケ属と共生し、一方的な物質輸送を受けていると考えられている
モノトロポイド菌根を形成し、菌は菌鞘、ハルティヒネットに加えて植物細胞内に貫入した菌糸ペグを形成する
アキノギンリョウソウ、ギンリョウソウ、シャクジョウソウ等のシャクジョウソウ亜科の植物は、それぞれ特異的にモノトロポイド菌根を形成していると推定され、分子系統解析等から、同亜科植物は共生菌根菌を次第に絞り込む進化をたどったと考えられる
しかし、外生菌根菌が、シャクジョウソウ亜科とモノトロポイド菌根を形成することのメリットに関しては、解明されていない
初版 2015年7月3日
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