7月9日 土曜日 晴れ
昨年11月にみつけた、トキワカモメヅルの花が咲いてないかと、またまた低山へ
それと、同じく昨年5月にケイビランの大群生を2か所見つけたので、それも楽しみです
この時期は、コオニユリがあちらこちらで花を咲かせています
岩場にマルバマンネングサが群落を形成している
ん! ヒュウガトウキ?
こんなところにも自生しているのか?
私が知る、自生北限です
花盤がクリーム色で、葉に光沢があり、先般解説したようにヒュウガトウキの特徴を有している
下の葉の画像は、下側が葉裏、上側に葉の表が写っています
先日の繰り返しになりますが、ツクシトウキは花盤が緑、イヌトウキは葉に光沢がなく、ヒュウガトウキと区別できる
ただ、自生環境により、ヒュウガトウキとイヌトウキは区別が困難となり、非常に似た形態を示す事がありますが、遺伝子解析により別種である事は明らかです
環境省絶滅危惧Ⅱ類
ヒュウガトウキを含む分子系統樹を見つけましたので、参考までに提示します
イヌトウキとヒュウガトウキ、アシタバは単系統群なのですが、最も近縁なのはアシタバだとは意外だった(; ・`д・´)
参照)ヒュウガトウキとイヌトウキのDNA多型解析による系統分類
岩場を藪漕ぎ
ムカデランでも自生してないかな?
キノコが多くでています
菌糸も成長期で、腐生ランが栄養を大量摂取できる時です
トキワカモメヅルは、2か所で見つけていますが、残念な事にいずれも地表を這いまわるのみで、木に取り付いていない
私の経験では、トキワカモメヅルは樹木に絡み、高くツルを伸ばさないと花は咲かない
来年に期待ですね
参考までに、以前長崎で撮影した花を掲載します
低山で多く見られるオオバノトンボソウが花を咲かせていました
マルミノヤマゴボウが美しい実を付けています
キジョランの質素な花
アサギマダラの幼虫の食草として有名
トキワカモメヅルもそうですが、キジョランも常緑です
また撮ってしまったハスノハカズラ
雌雄異株で、これは雄花
林縁にはオオバギボウシ
山地の道路脇で良く見られるものだ
シモツケは、低山でも多く見られる
長崎では、やや標高の高いところで見られました
ケイビランの大群落
岩壁に無数のケイビランが着生しています
このようなとろこが、近くにもう一か所あります
あまり見栄えのする花ではありませんが、大量の花が咲き乱れて壮観です
長崎県では、離島でしか見る事ができず、憧れの植物でしたが、大分県では多い
といっても、準絶滅危惧種なので、どこにでもあるという訳ではありません
私は、岩登りが好きなので、登山の際よくお目にかかる植物です
さて、別の山にある植物を確認しに行った時、ついでに撮影した花です
ツルキンバイかな?
やや標高の高いところのケミヤマナミキ
まだ咲いていない株が多かった
環境省絶滅危惧ⅠB類
それではまた('ω')ノ