花追い放浪記

登山や野草観察のブログです
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黒髪山系縦走 遅咲きのシロシャクジョウ その1

2017-11-26 | 藪漕ぎ クライミング

黒髪山系のある場所には11月末から12月初旬になっても咲いているシロシャクジョウの自生地があります。

土曜日はシロシャクジョウ自生地訪問を絡めて、藪漕ぎ登山を楽しむ事にしました。

ルートは
駐車地→滑滝→恐竜岩→シロシャクジョウ自生地→洞穴→ツインピーク→後黒髪西峰→後黒髪東峰→ウロコ岩→蛇焼山→本城岳(前黒髪)→英山→英山西展望岩→英スラブ→えぐれ滝→谷→作業道→乙女のブロンズ像→ダム湖道路→駐車地

さて、路肩の広い場所に車を止め藪漕ぎ開始。
滑滝を登り、山へ入って行く。


今日は水量が非常に少ないので楽勝です。


振り返ると、趣ある景色。


樹林帯に突入し、急斜面を突進


樹木の生える岩壁を這い上がる。
かなりキツイ


最後は露岩の壁をイモリのように登って行きます。


全く、この寒さなのにもう汗だくでのどカラカラ
枝ぶりの良い松の前で水分をむさぼる


眼前に雄大な岩尾根が広がり、気分が高揚
ここは恐竜岩と勝手に名付けています


標高は低いのですが、景色は雄大








これから目の前に延びる岩々をクリアしなければなりません


岩稜の一番奥まで進むと恐ろしい岩壁を登らなければなりません
振り返るとこんな感じ!
スキーのジャンプ台の上はこんな景色なのかもね
怖すぎる(≧◇≦)




一旦樹林帯に入り一安心


でも、またすぐに岩登り


振り返ってはいけません!
怖すぎる(≧◇≦)


ようやく傾斜が緩やかになった


岩稜は右手へ進み、森へと入って行きます。


森の中をしばらく進むと自生地
今年は4株出てました~
この自生地には11月下旬~12月上旬にしか来た事がありませんが、ひょっとして9月頃から少しづつ花を咲かせているのかもしれませんね。


この株は花が折れちゃってました

これは何なんだ? と思ってる人が沢山いるでしょうからちょっと解説。
これはキノコのように見えますが、シロシャクジョウという腐生植物の花なのです。
根に付いている共生菌から栄養を得ており、自ら光合成を行う事はありません。

仲間にはヒナノシャクジョウやキリシマシャクジョウというのがあり、ここ黒髪山系ではヒナノシャクジョウを見た事があります。


さて、ひたすら上へ進んで行くと


岩の基部に到達します
この岩の上がツインピーク(コウ命名)の頂上です。


岩の基部には洞穴があります。
今は土に埋もれていますが、太古の昔は古代人が暮らしていたのかもね。


岩を巻いて後ろから登ります


ツインピークに到着
アメリカのドラマのような名前だって~ 気のせいでしょう


先ほどの恐竜岩とあまり変わらない展望ですが


写真中央あたりに岩だらけの尾根が見えます。
展望は最高ですが、尾根は藪がきついんです。


これから登る後黒髪




岩の先の木々を抜けると


もう一つ岩場があります


先に見えるのがもう一つのピーク


遠くに衝立岩が見える


蟹岩、衝立岩、蛙岩と並んでいます
衝立岩にも登るルートがありますよ 危ないルートなんですが




ここからちょっとだけ快適な尾根が続きます
登山道のようでしょう


しかし、直ぐに難路が待ち構えています


心臓破りの急登をこなし、Hier is Ushiro-Kurokami Peak
心臓バクバクで立ちくらみがする




ここから少し歩くと・・・


直ぐに後黒髪東峰


ここからはしばらく登山道を歩くので楽勝なのです


まだまだ先は長いのですが、今日は時間がないのでここまで。
続きの登山記はまた後日ということで(=゚ω゚)ノ