花追い放浪記

登山や野草観察のブログです
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ハマボウの木の下で・・・♡

2018-07-22 | 花散策

朝から暑くてたまらないのですが、バイク屋さんへ、メンテでお出かけ

全く気づいていなかったのですが、ヘッドライトのバルブが切れてるとの事で、余計な出費が発生

財布が軽くなったので、銀行でお金をおろし、このまま帰るのもなんなので、散歩でもしてから帰宅する事にした

軽い散歩のつもりだったのですが、海を眺めていると、写真中央に写っている、ピョンと突き出た小ピーク付近の岩に登りたくなった


海岸線を歩いて行くと、人気のない湾に、ヨットのたまり場が見えてきます

この辺りのマリーナでは、ヨットを係船する場合、月額1~2万円かかります

私の想像ですが、その係船費用を払いたくない人が、あのようなへんぴな場所にヨットを係留しているんじゃないかと思ってます

こういうのは違法行為になるのですかね?


秘境の半島に立ち寄ってから、岩への山道


展望岩へ続く岩尾根へ到達


岩をぴょんぴょん飛び移ったり、降りたり、登ったりしながら先に進みます

足を踏み外さないよう気を付けて


展望岩に到着


実は、岩の割れ目にロープが掛けてあり、この先の小ピークまで行けそうなのですが、この割れ目は、どう考えても私の体には狭すぎる

岩に挟まって、救助隊を呼ぶ羽目になっては、シャレにならない

よって、この先はまたのお楽しみという事で今日はここで展望を楽しみます




湾の辺境に家々が見えますが、あそこには大変細い山道が通じているものの、たぶん日常の交通は自家用船だと思います

一家に一台、船を所有しているようなのです


あの小ピークの、海に面した断崖には、岩が並んでいて、登る事ができるなら、素晴らしい展望が望めそう


野球グランドが見えますが、浅瀬の岩礁を埋め立てたもの

あのグランドがなければ、とても素敵な風景なのですがね~

グランドの先にある、岩礁には、漁の安全を祈願したであろう、小さな神社なんかあって、とても風流なところなのです


いやぁ~ いい眺めだ(*´ω`*)


さて、風景を満喫したのでので、もどりましょう


岩場近くの草地では、意外でしょうが、カワラナデシコが沢山咲いているのです


草原に自生する植物というイメージがあるでしょうが、自宅付近では、海岸の断崖で花を咲かせたりするのです


別名、ヤマトナデシコ いい名前ですね~


白花も咲いてます


いいわぁ~


他の野草同様、タキユリの咲くのも早いようです


撮影したところは、手の届かいところに生えてます

なので、別の場所で、たっぷり撮影したのを、後日投稿しますね


浜へ降りて、ハマボウを鑑賞


なんてトロピカルな花!


この近くに、想像を絶する大群落があるのですが、人工的な地形の場所で、あまり雰囲気が良くないので、行かないんです




あれ、ハマボウの木の下の波打ち際になんかいるぞ!

生きた化石だ!!

環境省絶滅危惧Ⅰ類の超希少生物だ!!

カブトガニの産卵だヽ(^。^)ノ

なんだか見てはいけない場面を見たようで、顔が赤らむ


私に見られている事などつゆ知らず、カブトガニのつがいは、立派に産卵を終えると、仲良く沖へ戻っていきました


カブトガニとは

以下 環境省の資料より引用

節足動物門 カブトガニ綱 カブトガニ目 カブトガニ科 カブトガニ

5億年以上も前にさかえた三葉虫(さんようちゅう)に、もっとも近い現存の動物と考えられています。
また、約2億年前からその形をほとんど変えることなく、生きた化石と呼ばれる動物の代表となっています。

生息域は遠浅の砂浜が広がる海岸で、5月になると干潮時には干潟にできる水深1~3mの湾内に入ってきて、ゴカイや貝類などを食べます。

産卵は6~8月の間に行われ、昼夜2回の満潮時に、メスの上にオスが乗ったつがいで浅瀬に現れ、5~10回に分けて卵を産みます。
産卵後約50日で卵はふ化し、幼生は小判型をしていて、三葉虫型幼生と呼ばれています。

成熟に10年かかると考えられ、この間の生態はいまだに明らかになっていません。

かつて、瀬戸内海や、九州北部一帯の沿岸に広く分布していましたが、現在ではその生息域を狭められ、佐賀・大分・福岡県などの一部の海岸でしか、繁殖が確認されていません。

海岸地帯の整備や開発につれて、産卵のための砂浜や幼生の育つ豊かな干潟などが減少し、いまやカブトガニは絶滅の危機に立たされています。


いやぁ~ 今日はいいもの見せてもらいました('ω')ノ