3月に見つけた野草の花
コチャルメルソウ(小哨吶草)
Mitella pauciflora Rosend.
ユキノシタ科 チャルメルソウ属
花 期 : 3~6月
生育地 : 山地の沢岸などの陰湿地
分 布 : 本州~九州
RL指定 : なし
撮影 3月 福岡県
チャルメルソウの花は、受粉後上を向き、名の由来であるチャルメラのような形の果実が出来て、雨粒が種子をはじき飛ばす
コチャルメルソウは、チャルメルソウ属の中では最も広く分布し、チャルメルソウと共存している事もあるが、両者の交雑が発生する事はない
これは、チャルメルソウとコチャルメルソウの花の香り成分が異なり、それに誘因される送粉者が異なっている為である
チャルメルソウの仲間の種分化は、花の香り成分の変化による送粉者の変化が関係していると考えられている
初版 2013年5月3日
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