花追い放浪記

登山や野草観察のブログです
学術研究・調査のカテゴリーはパスワードを入力の上閲覧してください

遅ればせながらヤマシャクヤク

2022-05-11 | 花散策

5月10日 火曜日

すっかり遅くなってしまったのですが、ヤマシャクヤクを撮影してきました

最初に訪れた場所では、すっかり花は終わってましたので、奥地へ進んで行きました

 

私の行動範囲内では、比較的多く見られる植物ですが、環境省準絶滅危惧種です

長崎県では、多良山系の自生地しか知りません

 

やっぱりヤマシャクヤクの花はいいですねぇ~(´▽`)

 

非常に薄暗い場所に自生していました

 

斑入りのテンナンショウ

種名は良くわからない

 

新たに大分県のレッドデータ入りしたキリシマテンナンショウ

ヒメテンナンショウとも言われるように非常に小さい

φ55のタムキューレンズキャップと比較すると小さい事がわかるでしょう

仏炎包の色は通常濃紫色と言われていて、これは青花

 

キリシマテンナンショウの青花タイプはミドリテンナンショウだとの記述が見られるが本当だろうか?

植物データベースで検索すると

ミドリテンナンショウ : Arisaema sazensoo (Blume) Makino f. viride Sugim.

との記載がある

学名から、キリシマテンナンショウのformaだと判った

 

大分県絶滅危惧Ⅱ類(2022年度版)

小さくて可愛らしい

なんだか、傘をさしているようだ

 

仏炎包の付属体は、こん棒状で白いのがチャームポイント

 

暗い森の中で見かけた植物

 

次は草原へ

バイカイカリソウの花が沢山咲いていた

 

イチリンソウと、バイカイカリソウやジロボウエンゴサクとのコラボ

 

花が大きいので、サクラスミレかと思ったのだが、アカネスミレかな?

葉柄が立ち上がっていて、葉の基部が心形なのでサクラスミレ?

距の毛を良く確認すればよかった

でも葉柄の毛を確認すると、下向きの荒い毛だし、葉脈がうっすら赤くなっている葉もあるので、サクラスミレっぽい

 

あっ! ホソバノアマナだ(^v^)

雲仙で見て以来久しぶり

 

大分県絶滅危惧ⅠB類

 

まだ咲いているね

 

無精ひげが目立つラショウモンカズラ

 

ジロボウエンゴサクかヤマエンゴサクかわかりにくい場合は、苞を見てみると良い

ヤマエンゴサクの苞は切れ込みがあるが、ジロボウエンゴサクにはない

 

まだキスミレの花が咲いていた

 

八重咲ウマノアシガタだ!

 

カイジンドウは環境省絶滅危惧Ⅱ類

昨年見つけたピンクのカイジンドウをまた見たいが、ちょっと遠いのでパス

頻繁に足を踏み入れると、自生地が荒れちゃうしね('◇')ゞ

もう遅いかと思ったが、ヤマシャクヤク間に合ってよかった('ω')ノ